イニエスタ、バルサ生涯契約の「勝者」と「敗者」 英メディアに“負け組”とされた3人とは

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“勝ち組”の筆頭はバルトメウ会長 メッシも恩恵を受けると指摘

 スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは所属するバルセロナと生涯契約を結び、残りのキャリアを愛するクラブに捧げることが決まった。

 英サッカー専門メディア「Squawka」では、イニエスタの契約更改によって影響を受けるバルサ関係者を“勝者”と“敗者”に分けて特集している。

 イニエスタがバルサへの忠誠を誓ったことで“ウィナー”になったのは、まずジョゼップ・マリア・バルトメウ会長だ。来夏での契約満了が迫っていたイニエスタには移籍の噂も流れたが、残留が決定。バルトメウ会長はクラブのトップとして、生え抜きの司令塔を引き留めるという大仕事を成し遂げた。

 さらに貴重な戦力の維持に成功した格好となるエルネスト・バルベルデ監督、イニエスタ退団ならキャプテンとしての負担が増える可能性の大きかったFWリオネル・メッシも、その恩恵を受ける“勝ち組”に分類された。カンテラ出身で、イニエスタの正統後継者と目されるMFカルレス・アレーニャもお手本となる先輩の残留がプラスに働くとされ、勝者と認められている。

 その一方で、イニエスタの契約更新によりネガティブな影響を受ける可能性がある選手はこの特集で“ルーザー”と紹介されている。

中盤の盟友ブスケッツが“負け組”の理由は…

一人目はクラブOBの元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス(アル・サッド)。スペインが誇るマエストロはバルセロナでの歴代最多出場記録(767試合)を持つが、33歳で歴代2位(639試合)の記録を持つイニエスタが生涯契約を結んだことで、記録を破られる可能性が出てきている。

 二人目はMFデニス・スアレスだ。シャビの背番号6を受け継いだ逸材で、イニエスタがクラブを去ればレギュラー昇格に最も近い存在だった。19歳でまだ経験の浅いアレーニャにとってはイニエスタは最高の手本となる存在だが、すでに23歳のD・スアレスにとっては障壁になると考えられているようだ。

 そして、もう一人の負け組はスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツ。代表チームでも長く共闘し、イニエスタとは抜群の連携を見せているが、問題となるのは守備の負担。記事ではイニエスタのポジショニングセンスは衰えていないとする一方で、フィジカル面での衰えを指摘。ブスケッツにかかる負担の大きさは増えている点を問題として挙げている。

 また、選手やクラブスタッフではないが、「The Fans」ということでクラブを愛するファンたちには当然ながら“勝者”の称号が与えられている。バルサで通算30タイトルを獲得したイニエスタの残留は、多くのファンに歓喜の瞬間をもたらしている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images