上がり2ホールで自滅… 藤本麻子の2勝目はまたもお預けに(撮影:岩本芳弘)

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<スタンレーレディスゴルフトーナメント 最終日◇8日◇東名カントリークラブ(6,589ヤード・パー72)>
国内女子ツアー「スタンレーレディス」の最終日。例年、悪天候による順延や短縮に見舞われてきた本大会だが、今年は何ともドラマチックな幕切れとなった。

上位陣が伸び悩む中、6年ぶりのツアー2勝目で主役になるはずだったのは藤本麻子。首位と4打差の5位タイからスタートし、前半の上がりを3連続バーディとすると、10番こそボギーとしたが、11番に続き3日間を通して最難関となった12番で連続バーディを奪い、この時点でトータル9アンダー。一気に首位に並ぶと、15番ではカラーから7メートル、16番パー3ではティショットを1.5メートルにつけるスーパーショット。一気に混戦から抜け出したものの、17番から悪夢が待っていた。
「17番に入るまではいいゴルフができていましたが…」と、後続に3打差をつけて迎えた17番パー4。ティショットを右に曲げると、ボールはバンカー脇のラフへ。「ディボット跡のような穴に入っていて、今まで打ったことのないライだったので、飛んでしまうのか、飛ばないのか分かりませんでした」と、思いがけない不運が待っていた。案の定、無理に打とうとした2打目は距離が出ずに左のラフへ。3打目のアプローチもグリーンをショートすると4打目は2メートルショート。これを決めきれず痛恨のダブルボギーを喫した。
それでも2位とは1打差で迎えた18番パー5。ティショットを大きく右に曲げると、セカンドはフェアウェイに出したが、3打目が思いがけずグリーン右サイドのバンカー脇のラフへ。「そういうところに打った自分が悪いんですが」と、こちらも寄せきれずに3メートルのパーパットを残した。「自分ではトップに立っているというのは分かっていませんでしたが、キャディから『是が非でも入れないと』といわれたので、なんとなくはそういうことか、と感じていました」。
気合を入れ直して放った1打は、無情にもカップ横をすり抜けてボギー。単独首位が3人のタイに変わってしまった。その後、最終組の吉田弓美子が18番で劇的なバーディを決めて優勝。藤本の勝利は消えた。
今季は同じ静岡県で開催された4月の「フジサンケイレディスクラシック」で2日目を終えて吉田と並びトップタイに立ちながら、最終日にオーバーパーをたたき3位タイに終わった。その後2度のトップテンはあるものの、調子が上がらないシーズンを送っていた。今回こそは大チャンスと見られたが、上がり2ホールでの自滅に、ホールアウト後は大粒の涙を流し、ローカールームにいったん引き上げた。真っ赤に晴らした目で報道陣の前に戻ってきた藤本は、気丈に惜敗を振り返った。
「神様から『もうちょっとだよ』と言われているのだと思います。成長はできているのかな…」
それでも、今季のベストフィニッシュ2位タイの結果を必死で受け入れようとしていた。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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