▽8日に等々力陸上競技場で行われた2017JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦の川崎フロンターレvsベガルタ仙台は、3-1で勝利した。この結果、2戦合計スコア5-4で川崎Fが8大会ぶりの決勝進出を決めた。

▽4日に行われた第1戦から中3日で運命の一戦を迎えた。アウェイの地で行われた第1戦を2-3で落とした川崎Fは、その一戦から先発メンバーを2人変更。板倉と長谷川に代えて登里と三好を起用した。

▽一方、これまで等々力での公式戦通算成績が1勝4分け12敗と相性の悪いものの、何としても逃げ切りたい仙台は第1戦から先発メンバーを2人変更。第1戦で負傷交代した椎橋とイエローカード2枚で退場処分となった石原に代えて、平岡と古林を起用した。また、第1戦で負傷交代し、この一戦への出場が危ぶまれていたクリスランは先発に名を連ねた。

▽8大会ぶりの決勝進出を目指す川崎Fと、初の決勝進出を目指す仙台の一戦。試合は立ち上がりからホームサポーターの後押しを受ける川崎Fが積極的に敵陣へと攻め入る。5分にはCKの流れから森谷のパスを受けたエウシーニョがボックス手前やや左から左足を振り抜くが、ゴール右へと外れる。

▽立ち上がりを経過しても仙台ゴールに迫る川崎Fは13分、ボックス左手前で登里から家長、三好と細かくつないで最後は中村がボックス左に抜け出し、左足でシュート。しかし、GK関の攻守に阻まれる。

▽その後も小林、家長がシュートを放つなど川崎Fに押し込まれる時間帯が続く仙台。高い位置でのプレスから素早くゴールに迫ろうとするが、前線の枚数が足りず、単調な攻撃に終わってしまう。

▽川崎Fペースで試合が進み迎えた29分、逆転突破を目指す川崎Fが先制点を奪う。敵陣中央やや右から森谷が縦パスを供給。これを受けた中村がヒールでボックス右へと流すと、走り込んでいた三好がGKとの一対一を迎え、左足で冷静にGK関の左腕脇を通してゴールネットを揺らした。

▽2戦合計スコアが3-3になるもアウェイゴールの差でこのままでは敗退となってしまう仙台は直後、同点のチャンスを迎える。右サイドからのグラウンダーのクロスをボックス中央の中野が右足でゴールに流し込む。しかし、これが詰めていたクリスランがGKチョン・ソンリョンを妨害してしまい、キーパーチャージの判定が下される。

▽チャンスを不意にしてしまった仙台は35分、ボックス手前でパスを受けた中野の落としを増嶋がボックス左手前からシュート。しかし、右足で巻いたボールはわずかにゴール右へと逸れた。前半終盤に差し掛かると、攻防がより激しくなったが互いに譲らず、1-0で試合を折り返す。

▽後半、1点をリードする川崎Fが仙台を畳み掛ける。中村のパスをボックス右外で受けた三好がカットインから左足を振り抜くが、ゴール左へと外れる。それでも49分、ボックスやや右手前でパスを受けた森谷がワンタッチでボックス右にボールを送る。走り込んだエウシーニョがシュートを放ち、GK関の弾いたボールをゴール前の三好が右足で押し込んだ。

▽2戦合計スコア4-3で逆転に成功した川崎Fだったが、直後にアクシデント。52分、中野を倒した奈良がこの日2枚目のイエローカードで退場処分が下される。数的不利となった川崎Fはこの事態に森谷を下げて板倉を投入し、対応を図る。

▽ここから流れを引き寄せたのは仙台。59分、左CKを獲得すると、キッカーの中野がショートコーナーを選択し、再びリターンを受けてドリブルを開始。ボックス内へ切れ込みながら相手DF3人をかわして右足を振り抜く。ボールはゴール右上隅へと突き刺さった。

▽このゴールで勢いに乗る仙台は一気に猛攻を仕掛ける。65分にはボックス左手前の三田のクロスからクリスランがヘディングシュートを放つが、枠を捉えきることができない。

▽押し込まれる嫌なムードが漂う川崎Fだが、66分に三好に代えて長谷川を投入して攻撃の活性化を図る。しかし、その後も押し込まれる時間帯が続き、攻撃で時間を使うことができない。

▽それでもなんとか耐え続ける川崎Fは83分、小林に代えてハイネルを投入する。すると川崎Fはカウンターからチャンスを作り始めて迎えた90分、エドゥアルド・ネットのパスをボックス右手前で受けた長谷川がカットインして左足を振り抜く。ボールはゴール左上隅へと吸い込まれた。

▽合計スコアを5-4にして決勝進出を大きく手繰り寄せた川崎Fはその後、最後まで攻勢を続けて試合をクローズ。鬼木監督の采配に応える三好と長谷川の活躍で川崎Fが8大会ぶりの決勝進出を決めた。11月4日に埼玉スタジアムで開催される決勝戦では、準決勝でガンバ大阪を退けたセレッソ大阪と対戦する。