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Q:9月なのに、昨年1年の登録台数を超えた主要外国車ブランド。どこでしょう?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

外国メーカーの新規登録台数、9月としては過去最高

輸入車の新車販売は堅調だ。9月の外国メーカー車の新規登録台数は「前年同月比1.4%増の3万5055台」と2カ月連続でのプラスで、9月単月としては過去最高。日本メーカー車含でも同2.1%増の4万19台と、2カ月連続での前年超えを達成した。登録車に占める輸入車のシェアは、11.0%と高水準をキープする。また、2017年度上期(4〜9月)の外国メーカー車の成績は前年同期比1.7%増の14万7261台となり、3年連続でのプラスを成し遂げた。

輸入車の市場動向についてJAIA関係者は「9月の外国メーカー車の販売は好成績をキープするメルセデス・ベンツに加え、フォルクスワーゲンが復調。また、ホンダがシビックやNSXの輸入で999台の登録台数(シェアで2.50%。プジョーの2.51%に匹敵)を記録し、全体の台数を押し上げた。価格帯別では
・400万円以上1000万円未満が前年同月比7.2%増と好調を維持
・1000万円以上も同5.7%増とプラス
・ボリュームゾーンの400万円未満は同1.5%減のマイナス
となった」と説明している。

A: ルノーとシトロエン


2016年1月〜12月の登録台数がルノーは5304台、シトロエンが2009台だったのに対し、2017年は1月〜9月でルノーが5787台、シトロエンが2110台を達成。ルノーは新型トゥインゴの販売が好調なことに加えてカングーなども堅調な伸びを示し、シトロエンは新型のC3などが好セールスを成し遂げた。

プジョーがSUVモデル、5008を投入

また、「カテゴリーではSUVモデルの人気が依然として高く、インポーターも積極的にラインナップを拡充している」と解説。今後の見通しに関しては「SUVモデルを中心に受注は好調で、新型車や特別仕様車の発売も鋭意行われているので、需要に即したセールスが展開されればプラスを維持できそう。懸念材料の輸入ディーゼル車の販売は、まだ注視していく必要がある」と分析した。

2017年9月「インポートカー」新規登録ランキング

車名別インポートカー新規登録台数 (乗用車、貨物、バス合計)

日本自動車輸入組合 1月からの累計台数順

1位 メルセデス・ベンツ 8480台
2位 BMW 6031台
3位 フォルクスワーゲン 5410台
4位 アウディ 3350台
5位 BMWミニ 2729台
6位 日産 1268台
7位 トヨタ 1519台
8位 ボルボ 1578台
9位 ジープ 1150台
10位 プジョー 1006台

11位 ルノー 698台
12位 ポルシェ 801台
13位 フィアット 769台
14位 スズキ 648台
15位 スマート 488台
16位 三菱 530台
17位 ランドローバー 489台
18位 シトロエン 355台
19位 ジャガー 295台
20位 アバルト 281台

ドイツ4強だけで、2万3271台

外国メーカーの9月のブランド別成績では、前年同月比2.0%増の8480台の新規登録を成し遂げたメルセデス・ベンツが31カ月連続での首位につく。第2位には同0.3%減ながら6031台を記録したBMWが4カ月連続で位置。第3位には同7.2%増(5410台)と2カ月連続でプラスとなったフォルクスワーゲンが、第4位には同5.0%減(3350台)とマイナスに転じたアウディが入った。

ドイツ4強以外では、ボルボが同3.7%増(1578台)、プジョーが同6.8%増(1006台)、ランドローバーが同28.0%増(489台)、シトロエンが同83.0%増(355台)、アバルトが同23.8%増(281台)、アルファ・ロメオが同30.4%増(240台)、マセラティが同55.8%増(162台)、キャデラックが同8.3%増(78台)、フェラーリが同15.4%増(60台)、ベントレーが同33.3%増(52台)の好成績を成し遂げる。


日本ブランドでは、トヨタが同3.1%増(1519台)、ホンダが前年は1台だったので同99800%の大幅増(999台)、三菱が同213.6%の大幅増(530台)を達成した。また、ルノーとシトロエンについては1月〜9月の段階で昨年1年間の登録台数を早くも上回る。いずれも新型車が販売を牽引した。