胃の不快感や痛み、潰瘍を引き起こす厄介な細菌として知られるピロリ菌。胃の一生はピロリ菌に感染しているかどうかで決まるとも言われています。ちなみにピロリ菌は胃がんのリスクを高めます。しかしピロリ菌は病院で除去できるのをご存知でしたか?ピロリ菌の治療対象となる方、そしてピロリ菌の治療の流れについて紹介しましょう。

ピロリ菌の治療対象となる方

ピロリ菌の治療は、治療の必要となる方にしか行われないため、まず事前にピロリ菌の治療対象となるかを検査していきます。検査内容としては、内視鏡や造影検査にて、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎を発症しているかどうかをはじめに確認、ここで発症が確認されピロリ菌感染の可能性が認められれば、ピロリ菌の感染の有無を調べていくというかたちになります。ここまでの一連の流れにてピロリ菌の感染が確認されて、はじめてピロリ菌の治療対象となるのです。

ピロリ菌の治療の流れ

ピロリ菌の治療と聞くと何か大掛かりな印象を受けてしまいますが、意外と手軽に行える治療内容となっています。具体的にはお薬を飲むだけの投薬治療です。ピロリ菌の感染が認められた患者には、胃酸の分泌を抑える薬と抗菌薬を7日間にわたって飲み続けてもらいます。ただお薬を飲むだけと聞くと、何だかその成功率は大したことないようにも思えますが、正しくお薬を服用していれば75%、最近では90%の成功率と報告されています。つまりピロリ菌は処方されたお薬を服用するだけで、意外とあっさり除去することが可能だということです。ちなみに一回では除去しきれない場合もあり、そういった方は別の種類のお薬を使用して2回目の投薬治療が行われるようです。

ピロリ菌治療の厄介な側面とは?

ただし。ピロリ菌の治療には大きな注意があります。それは処方されたお薬を指定されたとおり正しく服用しなければならないということです。もしここで、一日目は飲んだけどその後忘れてしまっただとか、一日2回飲むものを1回にしてしまったなんてことをすると、ピロリ菌が薬に耐性を持ってしまい、より強力なピロリ菌を発生させてしまう可能性が出てくるというのです。こうなると比較的容易に治療できるピロリ菌も除菌が難しい厄介な細菌となってしまうので、必ずお薬は正しく服用する必要があります。ピロリ菌は意外と手軽に治療が可能となるもの。しかしその投薬治療の際には細心の注意が必要となるということをわたしたちは理解し、もしリスクを感じているのであれば早速行動してみてはいかがでしょうか。


writer:サプリ編集部