小気味よい走りのホットモデル、ルノー「トゥインゴ GT」が上陸!

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RR(リアエンジン/リアドライブ)の駆動方式を採用。その特性を活かした4.3mの最小回転半径をはじめ、キビキビと小回りの効く走りが人気のルノー「トゥインゴ」。

そんな注目モデルに、F1などを手掛けるルノーのモータースポーツ部門“ルノー・スポール”が手を加えた、5速MTのスポーティ仕様「トゥインゴ GT」が追加されました。

トゥインゴのMTモデル「ゼン MT」(71馬力/9.3kg-m)は、これまで好評を博してきましたが、GTの特筆すべきところは、自然吸気エンジンを積むゼン MTに対し、ターボ過給でパワーアップを果たしている点。さらに、シャーシにも専用のチューニングを施し、ホットバージョンと呼べるモデルに仕上がっています。

GTのエンジンは、0.9リッター直列3気筒ターボで、デュアルクラッチ式6速トランスミッション“EDC”を積むモデルと基本レイアウトこそ共通ですが、左のリアフェンダー上部にエアインテークを設け、ターボチャージャーに入る空気の温度を12%下げることに成功。これにより、エンジンの吸気流量を23%向上させています。

このほか、より多くの燃料を供給できる専用の燃料ポンプや、冷却性能を向上させる専用設計のウォーターポンプを採用。さらに、排気流と排気圧を改善した“Chromeデュアルエキゾーストパイプ”や、エンジンのマッピング変更などにより、最高出力は109馬力(EDC仕様は90馬力)、最大トルクは17.3kg-m(同13.8kg-m)に向上しています。

ドライバーがエンジンを操るアクセルにも「メガーヌR.S.」で培われた技術が採り入れられ、スロットルレスポンスが鋭くなっているほか、アクセルオフ時に素早く回転が落ちるようになっています。

足回りなどのシャーシにもルノー・スポールの手が入り、スポーティーなセッティングに。ダンパーは減衰力が変更された専用のものを採用しているほか、アンチロールバーも径の大きなものとなり、ESC(横滑り防止装置)の制御もスポーティなセッティングに変更されています。

エクステリアは、ルノーのコンセプトモデル「Twin’ Run」のイメージを受け継いだもの。17インチホイールはTwin’ Runと同じデザインが採用され、ボンネットからルーフ後端へと続くデカールも“NACAダクト”をイメージしたTwin’ Runから受け継がれたものとなっています。

トゥインゴをドライブした際、その小回りの効く走りに素性の良さを感じたものの、エンジンパワーや足回りについては「もう少しスポーティなセッティングでもいいのに…」と感じたのも事実です。その点をすべてカバーしたトゥインゴ GTは、コンパクトでもピリッと辛口の走りを求める人には、待望の選択肢ではないでしょうか。

価格は224万円と、チューニング内容を考えればお得感のある設定。ちなみに今回は、200台の限定モデルですが、2018年には5速MTと6速EDC仕様がカタログモデルとしてラインナップされる予定。そちらも期待できそうですね。

(文/増谷茂樹)