左から、宮本、中川、猿田、田中。いずれもU-18日本代表歴を持つ有望株だ。写真:松尾祐希

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 守護神を務める190センチの大型GK猿田遥己(3年)、強烈なリーダーシップと正確なビルドアップが売りの中川創(3年)、左利きの攻撃的サイドバック・宮本駿晃(3年)、永井俊太監督が「ポジション田中」と呼ぶようにCB以外であればどこにでも対応可能な万能型MF・田中陸(3年)。いずれもU-18日本代表歴を持ち、彼らの持つポテンシャルは半端ない。まさに、育成の柏の名に恥じない英傑たちだ。  そのカルテットは来季からプロで戦うことが決まっている。今から遡ること、約1か月前の9月14日に、柏は4人の昇格を発表した。「それぞれ世代別代表に入っていますし、みんな大きな可能性を持っている」 トップチームを率いる下平隆宏監督監督も彼らのポテンシャルに大きな期待を掛けており、永井監督も「元々、力がある選手たち。サッカーへの取り組み方でも練習から引っ張ってくれている」と最大級の賛辞を贈る。この若き太陽戦士たちが、どのような成長を遂げていくのか。その動向に注目が集まるところだ。  来春からJに活躍の場を移す4人は、それぞれ、昇格内定への喜びと意気込みを語った。「プロに行くことは本当に嬉しかった。でも、これから厳しい世界に入るので、一つひとつの練習から緊張感を持ってやらないといけない」(猿田)「素直に嬉しいし、もっと頑張らないといけないなと感じている」(宮本)「小さい頃からトップ昇格を目標にやってきた。だからこそ、ここからが勝負だと思っている」(田中)「素直に嬉しい。これから競争が激しくなるけど、それが逆に楽しみ」(中川) しかし、彼らが檜舞台に立つためには、アカデミーの先輩たちを超えていく必要がある。話を聞いても、一様に同ポジションにいる先達たちの名前が登場し、多くの刺激を受けていることを明かしてくれた。

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「目の前にA代表の中村航輔君がいる。1対1を止めるプレーを間近で見られるのは成長につながる」(猿田)「同じ左利きの(中山)雄太君は落ち着いているし、見ている所が違う。同じサイドバックの輪湖(直樹)さんのクロスの質が違うので、そこは盗みたい」(宮本)「大谷(秀和)さんは本当にクレバーなプレーをしていた。周りをよく見ていて、試合のテンポとかも考えている。練習中から目が合うことが多くて、本当にやりやすかった」(田中陸)「進くん(中谷進之介)や雄太君は小さい頃から見て来ていて、憧れというか尊敬している先輩。そのふたりとポジションを争えるので気合いが入る」(中川)  トップチームでポジションを掴むには、彼らの牙城を崩さなければならない。簡単な作業ではないが、それが実現した時、太陽軍団はさらに強さを増す。そして、そこで結果を出していけば、彼らが口にする目標のひとつである、3年後の”東京五輪”にも十分に手が届くはずだ。取材・文:松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)