昨日にユップ・ハインケス監督の復帰が発表されたバイエルン・ミュンヘンだが、その一方でカルロ・アンチェロッティ前監督が解任以来はじめて自身の考えを公の場で明かした。

今週初めに「沈黙もまた美徳なり」とバイエルン・ミュンヘンの解任について語っていたイタリア人指揮官だったのだが、「とても落ち着いているよ」とコメント。「これもまた、監督業の一部でもあるさ」と言葉を続けている。

いったバイエルンでは何が起こっていたのだろうか?「私は22年間にわたり、指導してきた全ての選手たちと常に良好な関係を築いてきた。それは私が彼らに敬意を持って接しているからね。それはバイエルンでも変わることはなかったよ」と説明。

その一方で、パリ・サンジェルマン戦ではその先発起用などが議論となっていたが、「選手と私が対立?そんなことは知らないね。私は全ての選手に敬意をもっていた。しかし監督は先発11人とベンチ7人を選択しなくてはならない立場にもある」と述べ、それを受け入れるだけの「選手のインテリジェントさ」と、「クラブからの監督に対する支持」の重要性を強調。

先日に「5選手と対立していた」と公言したウリ・ヘーネス会長への批判ともとれる発言を行った。

なおアンチェロッティ監督に対しては、古巣ACミランなどとの繋がりも指摘されていたが、あくまで今季はこのまま戦線から離れる考えを示しており、「また日々コーチを行なっていきたい。まだ代表の監督については考えてはいないよ」とも語っている。