名月といえば秋。月自体はほぼ毎日出ているのに、なぜ今の季節に限って、「秋の月は美しい」とよく耳にするのでしょうか? その理由は、この時期の月の高さに関係していると景山えりかさん(All About宇宙・天体ガイド)は説明します。詳しく話を伺ってみました。


ほかの季節より秋の月が美しく見える理由は、「目につきやすい」だけ!?

景山さんが教えてくれた理由は、とってもシンプル。「秋の満月は目線より少し上の見やすい高さなので、ほかの季節より目につきやすいのです」。
高さとはなんだか意外な気がします。この理由のほか、湿度が低く、空が澄んでいることも大きく影響しているそう。「秋は月に限らず星も見ごたえがあります。南東にペガスス座とアンドロメダ座からなる“秋の四辺形”が見え、北極星の右にカシオペヤ座が輝きます。満月の時期は月の満ち欠けを楽しみ、月明かりのない新月の夜は星座を眺める。そんな夜の過ごし方はいかがでしょう」。

では、初心者が月や星をより楽しむコツはあるのでしょうか?
「日没直後だと星が見えにくいので、完全に暗くなる20時以降に。街灯があるときは、手で光を遮るだけでも星が見やすくなります。また、目が暗さに慣れるまで時間がかかるので、15〜20分は夜空を眺めること。目が慣れて見える星がどんどん増えてくるさまは、天体観察の醍醐味です」。

天体観察を満喫させてくれるアイテムを活用するのもあり!「100円ショップでも手に入る星座早見盤はぜひご用意を。星の名前や並びがわかるとハマります。望遠鏡や双眼鏡もお供に。月のクレーターまではっきり見えますよ。また、天の川をのぞけば、星たちがたくさん見えるので、ぜひお試しを!」。

<取材・文/ESSE編集部>