エバートンに復帰した今シーズンのプレミアリーグでは7試合すべてに出場し、存在感を示しているルーニー。 (C) Getty Images

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 各国のロシア・ワールドカップに向けた戦いが熱を帯びるなか、トフィーズ(エバートンの愛称)の大エースは、自らの犯した罪を償っていた。
 
 元イングランド代表FWのウェイン・ルーニーが、飲酒運転騒動の裁判で科された100時間の社会奉仕活動(コミュニティーサービス)に従事していたことを、英紙『サン』が報じている。
 
 ルーニーが問題の事件を起こしたのは、今年9月1日。バーで知り合った女性を乗せて自宅近郊のチェシャー州を車で走行していた最中に、警官に呼び止められ、呼気検査で基準値の約3倍となるアルコールが検知され、飲酒運転の容疑で逮捕されたのだ。
 
 その後、9月19日に裁判が行なわれたが、事件当初の取り調べにあたった警察が「ルーニーは犯した罪を即座に認めた」と明かし、また当人も深く反省し、飲酒運転撲滅のためのレクチャーを受けるつもりでいるということから、情状酌量の余地があるとして、100時間以上の社会奉仕活動と2年間の運転禁止処分が下った。
 
 裁判を受けての声明文の中で、「完全に間違っていました。奉仕活動に従事して罪をしっかりと償いたい」と謝罪をしていたルーニー。そんなエバートンの背番号10の反省っぷりを伝えたのは、英国きっての大衆紙サンだった。
 
 同紙は、現地時間10月2日の月曜日から、ルーニーが自宅から4.8キロの場所にある『ガーデンセンター』で社会奉仕活動を始めたことを伝えたうえで、関係者から聞き出した作業内容も克明に報じている。
 
「3児のパパ(ルーニー)は、イングランド代表がロシア行きを決める戦いに臨むなか、午前8時から仕事を始める。紙のワークショップや恵まれない人たちと共に陶器を作るというものだ。それを1日5時間もやり続けている。過酷だ……」
 
 さらにサンの取材に応じたというガーデンセンターのスタッフは、「彼は地元の公園にあるベンチにペンキを塗る作業もやっていた。かなり恥ずかしそうにしていたよ」と明かしたという。プレミアリーグを代表するスタープレーヤーとすれば、当然の反応かもしれない。
 
 とはいえ、自らが犯した罪によるものという反省の念はしっかりと持っているようで、同スタッフは、「ウェインはこれをやり遂げなければいけないことをよく理解している。だから、植木を扱う作業も手を汚すことを嫌がらずにやっていた」と話している。
 
 真剣に罪を償う活動を行なっているルーニー。今後もその真摯な態度をピッチ内外で披露し続けてもらいたいものだ。