杉田祐一【写真:Getty Images】

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楽天ジャパンOP準々、マナリノ戦の躍動に賛辞「持っているもの全てをぶつけた」

 男子テニスの楽天ジャパンオープン(有明テニスの森公園)は5日、シングルス準々決勝で世界ランク40位の杉田祐一(三菱電機)が同31位のアドリアン・マナリノ(フランス)に2-6、4-6のストレートで敗れ、初の4強進出を逃した。しかし、試合中には杉田らしい見せ場も作り、芸術的なロブショットが炸裂。ATPツアー公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで紹介し、「雄大なロブ」「センス光るロブ」と称賛している。

 日本の意地を見せ、世界で磨き抜いた技で自国のファンを沸かせた。第1セットを奪われ、ゲームカウント1-2で迎えた第2セットの第4ゲーム。マナリノのサービスから始まったラリーで杉田は自陣左サイドに振られた。隙を見てネットプレーを仕掛けたマナリノは無人の反対サイドにボレーを返す。しかし、次の瞬間、日本の29歳はスーパープレーを見せる。

 驚異的な加速で追いつくと、右手一本でロブショットを放った。頭上を越えるボールにマナリノは背走しながらラケットを出したが追いつかず。見事にコートに入り、ポイントを奪取してみせた。これには杉田も右手で渾身のガッツポーズ。有明に集ったファンから大きな喝采が降り注いだ。

 錦織圭(日清食品)不在の日本を背負う杉田に対し、「テニスTV」は「ユウイチ・スギタはアドリアン・マナリノに対し、持っているもの全てをぶつけた。この雄大なロブを含めてだ」と称賛。「スギタのセンス光るロブでマナリノを阻止」と公式ツイッターで動画をつけ、称えている。

 国内最大級の大会で優勝こそならなかったが、ホスト選手として意地を見せた杉田。次戦は上海マスターズに転戦する。日本を沸かせた力で再び躍進を期待したい。