東海道新幹線では6代目となる新型車両「N700S」の骨格が完成し、なかなか見られない製造中の車内内部などが公開された。

その銀色に光る不思議な空間が話題になり、ツイッターなどで様々な印象が書き込まれている。

外観はあまり変わらない


新型新幹線の車両内部(以下、JR東海提供)

東海道新幹線は、13年ぶりのフルモデルチェンジとなる。前のモデルはN700系で、現行のN700Aは、N700をベースに改良したものだ。

新しいN700Sは、JR東海が2017年10月1日に塗装前の先頭車両を公開した。愛知県豊川市内の日本車輌製造豊川製作所で車両が組み立てられており、その敷地内で報道陣にお披露目された。



車両内部は、天井が一面銀色の格子状になっており、ツイッター上では、H・R・ギーガーさんが造形を手がけたアメリカ映画「エイリアン」を連想させるとして、「エイリアンの巣かと思った」との声が上がった。また、床や壁も一面の銀世界で、「何だかSFモノに出て来る、未来の秘密基地の通路みたい...」との書き込みもあった。

N700Sは、N700系と比べて、風の流れをきれいにするためライト部分が膨らんでいる。しかし、くちばしのように先が尖っている外観は、大きく変わっていないようだ。

そのことについて、ネット上では、賛否が分かれている。「代を追うごとにスタイルが洗練されてきてる」と好意的な受け止めのほか、「形状とかだけでもデザイン性持たせてほしかった」「ビジネスライク過ぎなんだよなぁ」といった意見も出ていた。

JR東海「走り優先の一番いいデザイン」

もっとも、車両内部については、様々な改良が加えられることになっている。

全席でシートの肘掛け部分にコンセントが備え付けられるほか、足元が15%広くなる。また、照明にLEDが使われ、駅に近づくと荷棚のライトが点く仕掛けもある。新型新幹線は、18年3月ごろから走行テストを重ね、東京五輪が開かれる20年度から営業運転を開始する予定だ。



あまり変わっていない外観について、JR東海の東京広報室は10月4日、「乗り心地を考えて車体の空気抵抗が少なくなるように、走り優先の一番いいデザインを選んでいます」とJタウンネットの取材に説明した。

なお、日本車輌製造豊川製作所では、新型新幹線の製造現場などは一般に公開していないとしている。