2017年10月8日(日)から始まる「クルーズ名古屋」

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名古屋市では、2017年10月8日(日)より「クルーズ名古屋」が運行する。このクルーズは、あおなみ線 ささしまライブ駅すぐの場所にある「中川運河 堀止乗船場」(名古屋市中村区)から、「金城ふ頭」(名古屋市港区)までを結び、中川運河や名古屋港の景観が楽しめる。そんな「クルーズ名古屋」の内覧会が先日行われ、一足先に乗船してきたぞ!

【写真を見る】カラフルなクルーズ船が特徴だ

■ 乗船するのはカラフルなクルーズ船!

内覧会当日、出発地となる「中川運河 堀止乗船場」に赴くと、会場に現れたのは人目を引くカラフルなクルーズ船!船内にはポップな色合いの席がズラッと並び、ワクワク感をかき立てる。このクルーズは、窓ガラス越しに景色が楽しんだり、運転手が船を操縦する様子を間近で見たりと、多彩な楽しみ方があるようだ。また、船内の後部にはトイレも用意されているので、船酔いしやすいボクでも安心!

■ 中川運河を下りながら見る名古屋の街並み

カラフルなクルーズ船に乗っていよいよ出発!都心から名古屋港へ、ほぼ直線ともいえる中川運河をゆっくり南へ下っていく。運河にかかる計13の橋を越えながら進む過程は、ちょっとした冒険気分が味わえる。ユリカモメやカワウなどの水鳥がエサを取る姿や、運河沿いにある建物など、普段見慣れているはずの景色がちょっと違って見えてくるから不思議だ…(なんかボク詩人っぽい!?)。

■ 注目ポイント その1「通船門」

一番印象に残ったと言っても過言ではないポイントは、乗船から約50分が経過した時に見える「通船門」だ。ここには、水位が一定に保たれている中川運河と、潮の満引きによって水位が変わる名古屋港を隔てる2つの水門がある。この通船門では前後2つの水門によって船を隔離し、水位を調節。中川運河から名古屋港へ、または名古屋港から中川運河へ進むための重要なポイントだ。取材時には水位が1.8メートルほど上がり、水位が上昇して船の高さが変わるのが体感できる。その様子はまるで基地から出発する映画「サン○ーバード」のワンシーンのようだ!

■ 注目ポイント その2「名港トリトン」

運河を抜けて名古屋港へ出ると波が強くなり、今までのおだやかなクルーズとは違った印象に!また、「名古屋港水族館」や「新日鐵住金 名古屋製鐵所」などの印象的な建造物も次々に登場するので必見だ。なかでも、伊勢湾岸自動車道が走る全長2628メートルの斜張橋、「名港トリトン」が間近で見られるのが驚きだ。しかも、その「名港トリトン」を真下から望むことができる!普段は絶対に見ることのできない景観に、ちょっとした優越感に浸れちゃうぞ。

■ 注目スポット その3「大型貨物船」

さらにこのクルーズの魅力はまだまだあるぞ!それは、港に寄港する巨大な船を間近で見られるところだ。特に巨大貨物を運ぶ大型貨物船の姿は迫力満点!船好きな子どもなら、狂喜乱舞してしまうほどのインパクトだ。思わず、この船に乗ってどこか遠い場所へ行きたくなる(大人なんで無理だけど…)。

そしてクルーズ船は約85分の船路を経て、終点の「金城ふ頭」へ到着。到着地点は、あおなみ線 金城ふ頭駅すぐの場所。「レゴランド(R)・ジャパン」や、商業施設「メイカーズピア」へのアクセスにも便利だ。

電車や車を利用するより時間がかかるので、行きは観光も含めてゆったりと船で、帰りは電車でという楽しみ方をしてみるのも一興だ。「名古屋クルーズ」は、「堀止乗船場」から「金城ふ頭」まで大人1人1500円(子どもは大人料金の半額)で利用できる。「キャナルリゾート」や、「ブル―ボネット」などの人気施設にも立ち寄ってくれる。就航場所は今後も追加される予定なので注目したい。2017年10月8日(日)から始まる水上交通「クルーズ名古屋」。ただの移動手段と思っていたが、ゆったりとした時間が過ごせるほか、たくさんの絶景も見られるので想像以上に楽しめた。もちろんデートにもオススメだ!(ボクには彼女はいないけど…)

■ 余談

実はこの「クルーズ名古屋」。船から見る景色だけでなく、スマートフォンの地図アプリを使いながら楽しんでみるのもオススメ。GPSで現在地を表示しながら使ってみると、今、自分がどの辺りにいるのかが分かる。ただし、スマートフォンを見続けると船酔いをしやすいので注意が必要だゾ!

【東海ウォーカー/淺野倫孝】