【ホンマ・ツアーワールドカップ 初日】

 今季2勝を挙げて賞金ランク3位につける宮里優作(37)が、10バーディー、ノーボギーのコースレコード61で回り単独トップに立った。

 イン発進の初日はチップインバーディーを決めた14番からの3連続を皮切りに、18番から折り返して3番まで4連続バーディーを奪った。そして6番からも3連続バーディーと勢いが止まらなかった。

「途中からカチッと何かはまるような感じがあった。ちょっとバーディーを取り過ぎですかね。ペース配分を間違えたかもしれない。余裕を持って、あまり一喜一憂しないで淡々とゴルフをしていた感じ」(宮里)

 宮里はアマチュア時代に出した自己ベスト9アンダーを更新。ただ、ツアーでの18ホール最多バーディーは「12」を3選手が達成している。

 それにしても、宮里に限らず初日は好スコアが続出し、平均ストロークは69・667。だからアンダーパーは80選手もいた。

 評論家の宮崎紘一氏がこう指摘する。

「やさしいコースなのか、もしくはやさしい設定なのかなと思う。しかし悲しいかな、男子ツアーは初日に10アンダーの好スコアが出たからといって観客は増えない。それは日本の男子ツアーのレベルをファンがよく知っているからです。今年から会場が変更になりましたが、もしかしたらコースPRを兼ねて、好スコアが出やすくてアマチュアが楽しめるという集客の狙いがあるのかもしれない。宮里の10アンダーは勢いで出たけれど、これが4日間続くとは思えない」

■松山の活躍でファンの目が肥えた

 米ツアーでは今年の初戦チャンピオンズを制したジャスティン・トーマス(24)が次戦のソニー・オープンでツアー記録となる253ストローク(通算27アンダー)を出して話題を呼んだ。それで終わらず、トーマスは全米プロで初メジャータイトルを取り、今季5勝をマークして年間王者にもなった。シーズン中はファンの目をずっとくぎ付けにした。

 トーマスと比べるのもおかしな話だが、宮里が今季2勝して、10アンダーを出したからといってやはり物足りなさは否めない。それは宮里がソニー・オープン予選落ち、全米オープン60位、全英オープン予選落ちで世界ランク138位という成績も無関係ではないだろう。

 松山英樹(25)が米ツアーで活躍して日本のファンの目も肥えて、シビアになっているのだ。

 今大会初日ギャラリー数624人は、ハンダマッチプレー(水曜日397人)に次ぐ今季ワースト記録だった。2日目以降にどれだけ観客が集まるのか、けだし見ものだ。