危なげなく予選を突破したスペイン。カタルーニャ独立問題などを抱えながらも、ピッチ上では変わらぬ強さを見せ、最初のハードルを難なくクリアした。 (C) Getty Images

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 10月6日(現地時間)、ロシア・ワールドカップ欧州予選の9試合が各国で行なわれた。

 今節を前に王手をかけていたのは、グループDの首位セルビア。敵地でのオーストリア戦を制すればロシア行きが決まるところだった。しかし、ミリボイェビッチのゴールで先制したものの逆転を許し、終盤83分にマティッチが同点とするも、89分に勝ち越されてしまった。
 
 足踏み状態で2位ウェールズに勝点1差に迫られたセルビアだが、最終節(9日)は5位ジョージアをホームに迎えるということで、有利な状況にあることに変わりはない。
 
 ウェールズは核であるベイルを負傷で欠いたものの、それでもジョージアとのアウェーマッチをローレンスの決勝弾でモノにし、モルドバを2-0で下した3位アイルランドの逆転を許さなかった。最終節はこの2か国が、2位の座を懸けてカーディフで直接対決に臨む。
 
 グループGは、スペインが唯一のライバルであるイタリアを7節で破っていたことで、ほぼ首位は確定していたものの、決着は最終節まで持ち込まれると思われたが、意外にも今節でスペインが10大会連続15回目の出場を決めた。
 
 その原因は、イタリアがホームでマケドニアに引き分けたことにある。40分にCKを起点としてキエッリーニが先制点を挙げたものの、拙い試合運びでマケドニアにチャンスを与え続け、77分にトライコフスキの同点弾を浴びて、そのまま試合終了を迎えてしまった。
 
 一方、スペインはアリカンテでのアルバニア戦で序盤から主導権を握り、16分にロドリゴのゴールでリードを奪うと、23分にイスコ、さらにその3分後にチアゴが加点し、早い時間帯で勝利を決めてみせた。
 
 グループGはスペインの首位の他、イタリアの2位も確定している。
 
 最後に大混戦のグループIでは、クロアチアがホームで終了間際にフィンランドに追い付かれてしまい(1-1)、首位陥落。逆に、不利が予想されながら、トルコとのアウェーマッチを3-0で制したアイスランドが勝点を19に伸ばして、首位に躍り出た。
 
 9日に行なわれる最終節、アイスランドの相手は最下位コソボ、しかもホームゲームということで、初のW杯本大会出場の可能性が極めて高くなった。一方、勝点17で並んだクロアチア(2位)とウクライナ(3位)はキエフで直接対決に臨む。
 
 6日の試合結果と順位は以下の通り。なお8日は、グループA、B、Hの計9試合が行なわれる。
 
◇グループD
アイルランド 2-0 モルドバ
オーストリア 3-2 セルビア
ジョージア 0-1 ウェールズ
順位
1位 セルビア 勝点18
2位 ウェールズ 勝点17
3位 アイルランド 勝点16
4位 オーストリア 勝点12
5位 ジョージア 勝点5
6位 モルドバ 勝点2
 
◇グループG
スペイン 3-0 アルバニア
イタリア 1-1 マケドニア
リヒテンシュタイン 0-1 イスラエル
順位
1位 スペイン 勝点25
2位 イタリア 勝点20
3位 アルバニア 勝点13
4位 イスラエル 勝点12
5位 マケドニア 勝点8
6位 リヒテンシュタイン 勝点0
 
◇グループ
トルコ 0-3 アイスランド
クロアチア 1-1 フィンランド
コソボ 0-2 ウクライナ
順位
1位 アイスランド 勝点19
2位 クロアチア 勝点17
3位 ウクライナ 勝点17
4位 トルコ 勝点14
5位 フィンランド 勝点8
6位 コソボ 勝点1