長友佑都の“勝負の哲学”「ライバルの活躍を願わないレベルの低い競争はしない」《キリンチャレンジカップ2017》

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▽日本代表は6日、豊田スタジアムでキリンチャレンジカップ2017のニュージーランド代表戦に臨み、2-1で勝利︎した。

▽試合後、DF長友佑都(インテル/イタリア)がミックスゾーンで取材陣のインタビューに応対。いよいよ始まったサバイバルレースについて、「ライバルの活躍を願わないレベルの低い競争はしない」と述べ、ハイレベルな競争を望んだ。

DF長友佑都(インテル/イタリア)

──試合を振り返って

「チャンスはたくさんあったのに決めきれなくて、自分たちで難しい試合にしてしまった。でも、最後に勝ち切れたのはポジティブ。勝つのと負けるのとでは全然違うので」

──プレーへの手応えは

「連携が良かった。僕がオーバーラップしたら使ってくれたり、囮にして中に入ったり、武藤(嘉紀)とも乾(貴士)とも良い関係を作れた。すごく良かったと思う。でも、ゴールに繋がる結果が欲しかった」

──見慣れないメンバーとのプレーへの気遣いは

「たくさんボールを受けて、彼らのパスコースを作ってサポートできればと思っていた。槙野(智章)がボールを持ったときは、まず自分がもらって展開していく意識を持っていた」

──前に入る選手を見てプレースタイルを変化させていたようだが

「前に入る選手、ストロングポイント、タイプによってパフォーマンスを変えている。武藤は仕掛けるタイプなので、まず一対一の形を作ってあげることを心がけた。乾だったら、僕がオーバーラップすれば、良いタイミングで使ってくれる。武藤はその分、点を取って欲しかった。連携という面は良かったと思う」

──フレッシュな前線が出てきているが

「みんな、勢いがある。武藤も貴士も原口(元気)もそう。すごい勢いがある選手ばかり。運動量もあるし、競合相手でもある程度やれるんじゃないかなという感覚がある。もちろん、ブラジルならダニエウ・アウベスとマッチアップするので簡単じゃないけど、いくつかチャンスを作れるんじゃないかなと。彼らを生かしながら僕も生きる形を見いだしていきたい。まだまだ良くなる」

──この4年間で生かすプレーに幅が出てきたが

「引き出しもそうだし、幅も確実に広がった。今までだとイケイケなプレーばかりしてたけど、今は周りを生かしながら、そして自分も生きていく。色々な経験を経て、色々な引き出しが増えてきた。今はボールを受けてプレーすることが楽しい。組み立ての部分から色々なプレーをしていくことは楽しい」

──第3段階に入って、ミーティングに変化は

「常にワールドカップ本大会を意識してきた。そこは変わる。今まで最終予選を意識してアジアを対策をしてきたけど、次は世界を見据えないといけない。監督もFIFAランクのことを気にしていて、それは抽選に影響してくるから。そういった意味で、まずは勝利することが大事だったし、何とか勝利できて良かった」

──これからは連携向上と新戦力の刺激、どちらが必要か

「両方。ライバルの活躍を願わないようなレベルの低い競争はしたくない。ライバルが活躍しても、自分がそれ以上に活躍するというのが本当の競争意識だと思う。自分の中には、そういう勝負の哲学がある。ライバルに良いプレーをしてもらって、それ以上のプレーをすることを心がけている。それが自分自身にとっても、チームにとってもレベルアップに繋がる」