左サイドから果敢に仕掛けたFW乾貴士

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[10.6 キリンチャレンジ杯 日本2-1ニュージーランド 豊田ス]

 再三、左サイドからチャンスをつくった。日本代表FW乾貴士(エイバル)は後半25分からFW武藤嘉紀に代わって左サイドに入ると、DF長友佑都のオーバーラップを生かしながら自らも果敢に仕掛けるなど、ニュージーランド守備陣を翻弄した。

 1-1で迎えた後半42分には乾の左クロスをファーサイドのDF酒井宏樹が頭で折り返し、MF倉田秋がダイビングヘッドで決勝点。「(ゴール前に杉本)健勇もいたし、デカい選手がいたので、あのへんに上げたらだれか合わせてくれるかなと思った」。積極性がゴールを呼び込み、チームの勝利に貢献した。

「相手も疲れていたので、チャンスはつくれるかなと思っていた」。冷静に戦況を見守っていた乾は「タメをつくることで(長友)佑都くんも上がりやすくなる。そのあたりは意識してやった」と、左サイドの関係で崩すイメージを持ってピッチに入った。「(長友が)あれだけいいタイミングで上がってくれたらパスを出すだけなので」。阿吽の呼吸が生んだコンビネーションはW杯に向けた武器の一つになりそうだ。

(取材・文 西山紘平)