ハリルホジッチ監督は日本の決定力不足に不満を示した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2017]日本 2-1 ニュージーランド/10月6日/豊田スタジアム
 
 ニュージーランドを下し、ロシア・ワールドカップに向けた最初のテストマッチで白星を挙げたが、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は不満気だった。
 
「得点の機会が10回はあった。今日は選手に積極的に(シュートを)打つように言ったが、枠をとらえられないケースが多かった」
 
 この日は20本以上のシュートを放ちながらも、奪ったゴールは2点。1点目は相手のハンドから得たPKを大迫勇也が決めたもので、流れのなかから記録した得点は倉田秋の2点目だけだった。
 
 指揮官がカウントした10回のチャンスをことごとく逃したのだから、不満が募るのも当然だろう。報道陣から「決定力不足を解消するには?」という質問が飛ぶと、ワールドカップの前回王者を引き合いに出して力説した。
 
「シュートを決めるには落ち着き、呼吸、足の向き、ボールコントロールなどが必要。ドイツは(ワールドカップ欧州)予選で、美しいものではなかったがゴールを奪って(北アイルランドに)勝った」

 ドイツは5日、ワールドカップ欧州予選で北アイルランドを3-1で下し、ロシア行きを決めた。2分のルディと21分のヴァーグナーのゴールはどちらもミドルレンジからの豪快弾で、美しいと形容する類のものではなかった。
 
 それでも、ハリルホジッチ監督はそのゴールを称賛し、日本代表のふたりの選手にも厳しく要求をする。
 
「試合前の2回のトレーニングはシュート練習で終わった。不運にも代表の活動は限られる。だから選手には、クラブで個人的にシュート練習をして欲しいと言った。井手口(陽介)や山口(蛍)にも伝えたが、とくに山口には憤りを感じる。クラブでもほとんどシュートを狙わない。彼は素晴らしいシュート力を持っているのに」
 
 指揮官は日本の決定力不足を嘆き、ミドルシュートの重要性を説いた。思い起こせばロシア行きの切符を勝ち取ったのは、イラク戦の山口の劇的ゴールであり、オーストラリア戦の井手口の衝撃的な得点でもある。どちらも思い切って右足を振り抜きゴールをこじ開けた。目に見える結果を手にしたことで、よりいっそうシュート意識を高く持つ必要性を感じたのだろう。

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