ポスト直撃のシュートを打ったMF香川真司

写真拡大

[10.6 キリンチャレンジ杯 日本2-1ニュージーランド 豊田ス]

 不完全燃焼のまま後半15分にピッチを去った。日本代表MF香川真司(ドルトムント)は4試合ぶりに先発し、4-2-3-1のトップ下でプレー。前半8分にはゴール前のこぼれ球を拾い、決定的なシュートを放ったが、右ポストに嫌われ、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

「決め切りたかった」と悔やむ背番号10は前半22分にFW武藤嘉紀のシュートを演出。直後の23分には自らミドルシュートを打った。「相手のプレスが強くなくて、簡単にゴール前まで行けた」。ところが、チームは前がかりになり、徐々に前線と後ろが分断。香川がボールに触る回数は減り、チャンスにも絡めなくなった。

 来年6月開幕のロシアW杯に向け、限られた強化試合の一つだったが、FIFAランキング113位のニュージーランド相手ではW杯を想定した試合にはならなかった。「W杯に向けて何の意味がある試合なのか、評価しづらい試合だった。相手のインテンシティーも高くなかったし、W杯を見据えると、このレベルではない」。自分を含め、決定機に決め切れなかったことについては「精度は確実に上げていかないといけない」と反省するが、それ以上の課題も収穫もつかめなかった。

 10日に対戦するハイチも“格下”と目されているが、この日以上に新戦力をテストする場になりそうだ。「新たな選手が出た中でどれだけ違った良さが出るか。みんなギラギラすると思うし、そこでの底上げ、発見が少なからず求められると思う」。消化不良に終わった一戦から気持ちを切り替え、次の試合へ視線を向けた。

(取材・文 西山紘平)