吉田は複数のシチュエーションを想定していたが、結果的に背後で決められてしまった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2017]日本 2-1 ニュージーランド/10月6日/豊田スタジアム
 
 まさに、一瞬の駆け引きだった。
 
 59分の失点場面、スコアラーのウッドはクロスに対し、一瞬前に出る振りをして、吉田麻也の背後に回りこみ、ドンピシャのタイミングでヘディングシュートを叩きこむ。
 
 ウッドを見ていた吉田は、次のように振り返る。
 
「もうちょっと後ろに下がれば、ニアで触られていた可能性もある。あと半歩、一歩の差だった。ボールが短ければ僕が触れたし、長ければ(後ろにいた酒井)宏樹まで行っていた。レベルが高くなればなるほど、相手はそういうところを突いてくる」
 
 結果的に背後を取られた形だが、吉田はニアで合わせられるシーンも想定して準備していた。その微妙なポジショニング、対応について、吉田も「難しかった」と吐露する。
 
 試合には勝ったとはいえ、吉田の表情はどちらかと言えば険しかった。「教訓にしないといけない」と唇を噛んだが、ある意味、この失点こそ大きな収穫だったかもしれない。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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