土砂降りの雨の中で行なわれた熱闘。ニュージーランド代表にとっては「収穫と課題」を見出す、価値ある90分間となったようだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2017]日本 2-1 ニュージーランド/10月6日/豊田スタジアム

 ワールドカップ南米予選5位のチームとの大陸間プレーオフを11月に控える。それだけに最後のテストの場となる日本戦を、ニュージーランドの国内メディアも大々的に報じた。
 
 論調を交えながら速報したのが、全国紙『The Press』だ。「オールホワイツ(ニュージーランド代表の愛称)はよく戦ったが、連携がぶつ切れだった。とくに守備の面で課題を残した」と総括し、日本代表については「やはりオールホワイツとは力の差があったと言わざるを得ない。より創造性に溢れ、多くのチャンスを掴み、勝利に値したのは日本だった」と評した。
 
 とはいえ、先制PKを献上した場面については「あのジャッジは納得できない。デュランテは手を引っ込めていたし意図的ではなかった。主将のリードが抗議したのも無理はない」と否定。一方で、「称えたいのはそこからのチームのリカバーだ。プレーオフでも想定される1点を追うべき局面でしっかりペースを奪い返し、ウッドの完璧なヘッドで追いついたのだ」と書き綴った。
 
 だがニュージーランドは再び主導権を日本に握られ、土壇場の87分に倉田のフリーヘッドで勝ち越される。同紙は「同点にしてから、ハドソン監督はあからさまにラインを下げた。守り抜くためのテストを命じたのかもしれない。ただ、これは上手く行かなかった。消耗が激しく、日本にやられるがままになった。2点目はふたりの選手にフリーヘッドを許して奪われている。あそこで集中が切れるようでは、プレーオフは戦えない」と手厳しかった。
 
 そして特派記者は、こう書いてレポートを締めくくっている。
 
「日本はいいレッスンを施してくれた。あの開始20分間のインテンシティーをオールホイワツは忘れていけない。プレーオフではあのテンポの中で戦わなければならないのだ。選手たちはそれぞれ各クラブに帰っていくが、この日本戦での収穫と課題をしっかり頭に叩き込んで、11月を迎えなければならない」

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