途中出場の倉田が試合終了間際に決勝弾! W杯PO出場のニュージーランドに競り勝つ

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香川のポスト直撃シュートなど日本が攻め込むもスコアレスで前半を折り返す

 日本代表が豊田スタジアムにニュージーランドを迎えた6日の国際親善試合は、1-1で迎えた後半42分にMF倉田秋(ガンバ大坂)が決勝ゴールを決め、2-1で勝利を収めた。

 バヒド・ハリルホジッチ監督が率いる日本は、MF香川真司(ドルトムント)をトップ下に置く4-3-3システムでスタート。約2年ぶりのスタメン出場となったFW武藤嘉紀(マインツ)は左ウイングに入った。

 ニュージーランドが5-3-2システムで後方に人数を掛けてきたこともあり、立ち上がりから日本がボールを保持する時間が長い展開になった。そうした中で、最初の決定機は前半8分、コーナーキックからの二次攻撃でゴール前に入ったボールに武藤が競り、こぼれ球を香川がゴール正面からシュート。しかし、ボールは右ポストを叩いて外に飛び、先制のチャンスを逸した。

 同10分、同13分と連続して武藤が落としたところを大迫が前向きにサポートしてシュートに持ち込む形を作ったが、ゴールには至らず。同22分には、香川からのパスを受けた武藤が左45度から縦に仕掛けて左足シュートを放ったが、枠外へ飛んだ。しかし、武藤は日本の攻撃に積極的に関わっていった。

 さらに同23分には、左サイドで武藤が競り合ったこぼれ球に鋭い出足で飛び込んだMF山口蛍(セレッソ大阪)が相手ペナルティーエリア手前でボールカットすると、すぐ横にいた香川にパス。ゴール正面、ペナルティーアーク内から右足シュートを放った香川だったが、またも絶好のチャンスで枠外に外してしまった。さらに同33分には、大迫がヘディングで相手最終ラインの背後につないだボールにFW久保裕也(ヘント)が抜け出し、飛び出してきた相手GKもドリブルで外したが、左足シュートを枠に飛ばせなかった。

 再三に渡るチャンスを生かせなかった日本は、結局先制点を上げられないまま前半を終了。スコアレスのままハーフタイムに突入した。

交代選手が流れを変え、倉田が試合を決める

 ハリルホジッチ監督はハーフタイムで交代を行わず、そのままのメンバーで後半がスタート。すると同4分、右サイドから山口がカットインして放った左足シュートを相手DFがペナルティーエリア内でハンドを犯してPKを得る。これを大迫がゴール右へ冷静に決め、同5分に日本が1-0と先制に成功した。

 しかし、日本は同14分、MF井手口陽介(G大阪)とDF長友佑都(インテル)が2人掛かりで守りにいった左サイドを縦に突破されると、中央へのクロスをDF吉田麻也(サウサンプトン)のマークをかいくぐったFWウッドに頭で押し込まれて同点とされた。

 ハリルホジッチ監督はその直後、香川に代えてMF小林祐希(ヘーレンフェーン)、大迫に代えてFW杉本健勇(C大阪)の2枚替えを行い、中盤のシステムも山口がアンカー、小林と井手口がインサイドハーフの構成に変更。同25分には武藤に代えてFW乾貴士(エイバル)を投入し、活性化を図った。

 そして、試合を決めたのも交代選手だった。試合終了間際の同42分、乾が左サイドで縦に突破するとファーサイドにクロス。これをDF酒井宏樹(マルセイユ)が頭で折り返すと、途中出場の倉田がダイビングヘッドで押し込んで決勝ゴール。出場からわずか6分で大仕事をした倉田の一撃で、日本が2-1と競り勝った。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images