「綾鷹」に、さらにプレミアムな“にごり”を―― 上林春松本店も驚いた『珠玉の深み』が出来るまで
そんな“綾鷹ブランド”に、10月9日から“プレミアム版”が仲間入りしました。その名も『綾鷹 珠玉の深み』。いったいどのようなお茶なのか、監修を務めた上林春松（かんばやししゅんしょう）本店代表 上林秀敏さんと、日本コカ･コーラ株式会社 吉田さんに教えていただきました。
よりいっそう「深み」を出すために編み出した“ある工夫”
「そもそも、私達は『綾鷹』に絶対的な自信を持っています。ただ、その上でより一層深みがあるお茶を気軽に飲みたいという、いわば“ツウ”の方もいる。この方々にお届けしたいと思い、“よりプレミアムな綾鷹”として『珠玉の深み』をつくりました」（吉田さん）
とはいえ、もともと「綾鷹」は味わいの深さに定評がある商品。これをさらにプレミアムにするのは簡単ではなかったはず。
「まさにその通りで、私自身はこれまでの『綾鷹』も十分“プレミアム”だと思っていました。だから、それを超えるのはかなり難しいことでした」
こう話す上林さん。試行錯誤の中で、「綾鷹」のベースである煎茶に“あるもの”を足すことでプレミアムな“深み”を出すことに成功したと言います。その“あるもの”とは――。
「玉露です。『綾鷹』にさらなる“深み”を出すためには、茶葉の配合から変え、玉露も使用してみたらどうかと。お茶の世界では本来、一度淹れたもののさらに上から、他のものを注ぐことはありませんが、玉露を足すと味がどう変わるか、いま実演してみましょう」（上林さん）
玉露とは収穫前約20日間、茶畑に覆いをかぶせて日光を遮り、苦みを抑えて旨みを増す製法で作られたお茶のこと。実際に上林さんに、煎茶とそこに玉露をほんの少し加えたお茶を淹れていただいて、飲み比べてみると……。
確かにそれは全くの別物！もちろん普通の煎茶も十分おいしいのですが、玉露を加えることで色合いも、にごりも、そして味わいも一層深みを増すのです。
『珠玉の深み』はこの発想をヒントに、玉露を贅沢に使い、さらに「綾鷹」を上回る量の茶葉を使用。さらに独自の製法で、より濃い“にごり”を実現し、香り高く、濃い深みのある味わいが実現しました。
「ただ苦いだけではなく、究極のお茶としての旨み・渋み・苦みのバランスを保つ。そしてその上でプレミアム感を出したいと考えました。試行錯誤をして『珠玉の深み』に辿り着きました」（吉田さん）
「一口飲んでいただければ、絶対に分かってもらえる」と上林さん
「綾鷹」に、プレミアムな『珠玉の深み』が誕生したということ。では、どんな味なのでしょうか。「綾鷹」「綾鷹 にごりほのか」「綾鷹 ホット専用」と合わせて、飲み比べをさせてもらいました。
ご覧の通り、色合いからして全く違います。そして、『珠玉の深み』の色の濃さ！そして味はというと、“珠玉”という言葉が実にふさわしい深〜い味わい。飲んだあとも口の中にお茶の旨みが余韻を残し、仕事の合間にほっと一息つきたいときにピッタリです。
「例えばコーヒーだと、こだわっている方が多いですよね。缶コーヒーであっても、こだわった一本をリラックスしたい時に飲む。それと同じように『珠玉の深み』も、お茶にこだわりを持つ方が飲んでも満足できて、そしてリラックスできるようなものになったと自負しています」（吉田さん）
まさにその言葉の通り、お茶に一家言持つ人でも充分満足できるだけの濃厚さ。さきほど上林さんが淹れてくれた、煎茶に玉露を足したお茶にも引けをとらない旨みを感じるものでした。
完成した『珠玉の深み』を飲んだ時、上林さんはどう思いました？
「正直期待以上でした。『いろいろ苦労があっても、ぜひこれは商品化してください！』と申し上げたくらいで（笑）。とにかく一口飲んでいただければ絶対に分かってもらえる。それだけのお茶だと思います。だから、私たちも刺激になりますね。『珠玉の深み』を飲んだ方がお茶の魅力にハマって、より高いクオリティを求めて来店されたとき、それに応えられるだけのお茶を提供し続けなければいけないですから」（上林さん）
永禄年間に創業し、宇治の老舗茶舗として日本のお茶の世界をリードしてきた上林さんにこう言わしめた『綾鷹 珠玉の深み』。これが誰でも気軽に味わえるとは、今の時代に生きる私たちは実に幸せなのかもしれません。最後に、上林さんにおすすめの温度や飲み方を聞いてみると……。
「あるレベルを超えた質の高いものは、どんな温度でも関係なくおいしくいただける。みなさんの好みに合わせて楽しんでもらえればと思います」
これからの季節、ホットでもコールドでも“深み”が楽しめるのは嬉しいところですよね。『綾鷹 珠玉の深み』は、全国のセブン＆アイグループ各店で10月9日（月）から発売中。コカ･コーラの自動販売機でも、23日（月）から発売されます。
一息つきたいとき、おいしいお茶を飲みたいときに、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか？
―綾鷹 珠玉の深み／日本コカ･コーラ
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