犬のマーキングについて

部屋のあちこちでマーキングをしてしまったり、飼い主さんの足にマーキングをしてしまうなど、愛犬のマーキングでお困りの方も多いのではないでしょうか。

部屋や足のマーキングをしてしまったとき、みなさんはどうされていますか?
「ダメ!」「やめて!」と叱っていますか?

実は、マーキングにはちゃんと意味があり、叱ってはいけないことなんです。叱ってもマーキングをしなくなるわけではありませんし、叱ることは良い対策方法ではありません。

マーキングは犬の本能です。ちゃんと全てのマーキングに意味があるんです。

マーキングとは?

自分のニオイをつける他の犬に対して縄張りを主張する他の犬とのコミュニケーション人や犬への愛情表現

このようなことからマーキングをします。

マーキングは男の子だけが行うのではなく、女の子も行います。お散歩中だけではなく、部屋でマーキングすることもあります。

「お漏らしだと思っていた」でも実は「マーキングだった」なんてこともあるかもしれません。

人の足にマーキングをする意味とは?

ボディランゲージ

飼い主さんの足にマーキングをしてしまうのは「ボディランゲージ」

カーミングシグナル

他人の足や他の犬にマーキングをしてしまうのは「カーミングシグナル」このような意味があるのではないかと考えられています。

ボディランゲージとは?

音や言葉を使わず、ジェスチャーで相手に気持ちを伝えることです。

犬は言葉を使って飼い主さんに愛情を表現することができないため、鳴き声や動きを使って表現しますが、マーキングも愛情表現のひとつなのではないか、という考え方があります。

カーミングシグナルとは?

他人や他の犬に対してマーキングをすることがあります。これは、その相手に対して

「敵意はないよ」「安心して」「仲良くしようね」

という意味が込められているとされています。

お散歩中に他の犬と合い、おしっこをかけられてしまったり、おしっこをかけてしまったとき、とても嫌な気持ちになったり、申し訳ない気持ちになってしまいますが、犬同士の挨拶なので決して叱ってはいけません。

カーミングシグナルはドッグランなどでよく見られます。犬が犬に対して行うこともありますし、犬が人に対して行うこともあります。

男の子の場合はとくに分かりやすいかと思うのですが、女の子の場合も他人の足元に座り込んでマーキングをすることがあります。

単におしっこをしたいわけではなく、マーキングである可能性が高いと思います。

「ごめんなさい」は忘れずに

人や犬に対してのマーキングには、相手に気持ちを伝えるための行動であり、犬の愛情が込められています。

なので、愛犬を決して叱らないであげてください。愛情を伝えているのに怒られてしまってはとても悲しいですよね。

しかし、おしっこをかけられるわけですから、相手からすると決して気持ちの良いものではないですよね。

ドッグランではマナーバンドやマナーパンツを利用するなど対策をし、マーキングしてしまった相手に対しては「ごめんなさい」と謝るのが良いと思います。

きっと、ほとんどの飼い主さんがマーキングの本来の意味を知らず、ボディランゲージやカーミングシグナルという言葉さえ知らないと思います。

まとめ

マーキングには実にいろんな意味があります。縄張りを主張したり、挨拶代わりであったり、愛情表現であったりなど、犬のいろんな気持ちが込められています。

しかし、部屋でマーキングされてしまってはお掃除も大変ですしニオイも気になりますよね。

マーキング対策として最も良いのは、「愛犬としっかりコミュニケーションをとること」です。あまりにもマーキングがひどい場合、愛情不足である可能性があります。

また、権勢本能によってマーキングすることでテリトリーを主張する犬もいます。そのような場合、主従関係が逆転してしまっている可能性があります。

飼い主さんが弱ければ「自分がボスになろう!」とし、部屋でマーキングしやすくなってしまいます。

男の子の場合、去勢することでマーキングしなくなる、なんて話もありますが、根本的な解決にはなりません。

マーキングをさせないために去勢する、というのは何だか悲しいです。

全てのマーキングに必ず意味がありますので、愛犬のマーキングの意味を理解し、解決してあげることでマーキングの悩みもなくなると思います。