新型カムリの特徴は、「TNGA」による低重心パッケージです。運転席に乗り込むと、近年のFFセダンの着座位置が高めに設定されていたこともあり、お尻と目線が低くなった印象を受けます。

またお尻の位置が低いと足も前に伸ばようになり、自然とスポーティな姿勢になります。この姿勢でいると、バブル以前に流行った背低4ドア車の着座位置と似ているようで、懐かしく思い出されるから不思議。新型カムリは21世紀の最新パッケージではありますが、まるで当時のトレンドが20数年を経て再び戻ってきたようです。

有機的な形をしたセンターパネルが一際目立つインパネは、大胆な曲線で仕切った斬新な造形が魅力。特に純正ナビを装着した仕様は、ブラック調デザインの専用センターパネルが一層洗練された上質感を醸し出しています。

フロントシートは国際サイズで、大きくゆったりと体を保持してくれます。TNGAによりメカを刷新したことで、着座位置が下がった分だけインパネや窓の高さも下げており、良好な居住空間と幅広な前方視界を確保しています。

リアシートは、とにかく足元も座面幅も広くて快適。座面下にHV駆動用バッテリーを搭載しているため、座面クッションが薄くなっていますが、高密度ウレタンの採用でしっかり感とゆったり感を両立しています。

トランクは、開けてビックリ大容量! しかもHV駆動用バッテリーをリアシート背面から座面下部に移動した結果、なんと背もたれが左右6対4分割可倒式のトランクスルーまでできるようになりました。これも「TNGA」がもたらす低重心パッケージの成果のひとつとなっています。

(星崎 俊浩)

【関連リンク】
第556弾新型カムリのすべて(より深く知りたい方はこちらがオススメ)
http://3a.as-books.jp/books/info.php?no=NMS20170805

これぞTNGAの成果!? 新型カムリの低重心パッケージに感じる懐かしさとは?(http://clicccar.com/2017/10/06/516916/)