地頭力を鍛えよ

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地頭が良いとはよく言われる言葉です。地頭の良さは、仕事の出来にも影響します。仕事というのはこれまでの受験勉強やテストなどと違って、はっきりとした正解はありません。むしろトライアンドエラーを繰り返していく場所です。そんな時に生きてくるものが地頭の良さなのです。

まんがで読んでゆく

『まんがでわかる 地頭力を鍛える』は細谷功によるベストセラー作品を、星井博文による原作、汐田まくらによる絵としてマンガ化したものです。かつてならば本を読まなければ手に入らなかったような知識も今は、ネットで検索すればすぐに手に入る時代となりました。知識を詰め込んでいるだけの頭の良さは、ネットの検索力、データベースの前に太刀打ちできないものだといってよいでしょう。そういったときに、ほかの人間と差をつける要因となるものが地頭力なのかもしれません。

どんな思考が求められるのか?

本書ではいくつかの思考の方法が紹介されています。仮説思考力は、いわば目の前の現実をとらえるばかりではなく、幅広い視野に立って思考を展開することの重要さを説いています。それでも思考はどこまでも広がっていってしまっては際限がありません。だからこそ、ある程度枠を設定する必要があります。そこで求められるものがフレームワーク思考力です。枠にはまった中で思考をしているだけでは、つまらない意見や、ありきたりな意見しか出てこないのではないか、そんな危惧もあるかと思います。そこにおいて求められるものが抽象化思考力です。思考の次元をより高次の部分にいったん移し替えることによって、新しい思考が見えてくるのです。

体験記として読む

本書では27歳のOLが、仕事の中でさまざまな思考を求められる場面に遭遇してゆきます。この年代は、入社5年目になりますから、ある程度働いた人ならば、あるあると共感しながら読み進められるでしょう。