ミラン時代、若かりし頃のカカー photo/Getty Images

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現在、MLSのオーランド・シティで活躍する元ブラジル代表MFカカーが、ACミラン時代を回想。マンチェスター・シティの超高額オファーを蹴った過去があったようだ。

現在35歳のカカーはブラジルの名門サンパウロの下部組織出身で、2001年にトップチームデビュー。昇格1年目からチームの主力として活躍し、2003年にミランへ移籍した。そして、イタリアの名門でも開幕戦からスタメンの座を確保すると、加入初年度からスクデット獲得に貢献。2006-07シーズンには欧州制覇を成し遂げており、2007年のバロンドールにも選ばれている。そのため、多くのビッグクラブが彼の獲得に名乗りを上げていた。(その後、2009年夏ににレアル・マドリードへ移籍)。

そんな当時を振り返ったカカー。英『FourFourTwo』のインタビューに応じ、2009年1月にマンCからのオファーがあったことを告白した。そして「確かに交渉は、非常に深い部分まで進んでいた。あらゆる数字と細かい詳細を決める段階まで来ていたんだ。オファーされた給料も、ミランで稼いでいたものを遥かに凌ぐものだったよ」と述べている。

しかし、新天地への様々な悩みがあったようで「僕はイングランドでのプレイがどのようになるのか、この新しいクラブでどのような日々を過ごすのか、僕の妻や子供が母国へ帰ることがどれだけ困難なのか。これらを疑問に思っていることに僕は気づいたんだ。全ての考えが頭の中で渦を巻いていたよ」と当時の心境を明かした。

その結果、「シティへ行くタイミングじゃないという結論に至った。彼らがチーム作りをする際、そのプロセスに不確定要素があったのが主な理由でもあるけどね。チームが再編成されるのかも明確ではなかったし、うまくいくのかにも確信が持てなかったんだ。ヨーロッパで最も歴史があって成功したクラブと、新しいプロジェクトが始まったばかりのクラブ。ミランに残るのが安全だと思った」という理由で残留を決めたようだ。

マンCがカカーを獲得するために準備した移籍金は、当時としては破格の1億ポンド(当時の金額で約130億円)にも及んでいたという。この金額からして、彼への年俸も相当なものだったであろう。マンC加入まであと一歩のところまで迫ったが、カカーは最終的にお金よりも今後のキャリアの成功を選んだ。その結果、レアルへの移籍も実現している。