主将ラモスが“独立問題”に揺れるスペイン代表の団結強調 「今はチームについて考えるべき時」

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ピケ、ロペテギ監督との対話を経て公式会見で発言

 ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選で本大会出場が近づきながらも、カタルーニャ州独立投票を受けて国内が大きく揺らいでいるのがスペイン代表だ。

 現地時間6日にホームで行われるアルバニア戦を前に、主将のDFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)が記者会見に出席。DFジェラール・ピケ(バルセロナ)との関係性、そして国中の一致団結が必要だと話した。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 ピケは現地時間1日に行われた州民投票前後に、投票を呼びかけるカタルーニャ語のツイートやスペイン警察がカタルーニャで厳しく取り締まる様子をSNSで発信。これに対して、ラモスが“忠告”するなど、サッカー以外の面で注目を集める状況となっている。

 ただ、ラモス自身は「彼ら(バルサにいるスペイン人選手)にとっては、簡単な1週間ではなかったと思う。政治とスポーツは分けて考えないといけないけどね」と話すとともに、ピケともすでにコミュニケーションを取ったことを明かしている。

「僕は公式会見で話す前に、ピケと(フレン・ロペテギ)監督と話す必要があった。それが他の日に自分自身が話さなかった理由なんだ。カタルーニャ独立について賛成している誰かについて何も言及しないし、自由で民主的な国に住めることを願っている。ただ難しい1週間になるけどね」

「ファンの人も試合を楽しみたいだろうから」

 そしてラモスが何より強調したのは、ピッチ内での連動性だった。

「僕らは違った考え方を持っていても、関係性自体はいいものを築いている。誰もが表現の自由を持っているけど、今はチームについて考えるべき時だ。僕らは良い雰囲気を求めたいし、ファンの人だって試合を楽しみたいだろうからさ」

 スペインの生命線はパスワークなどの連係面。それを再認識させようとした主将の言葉で、ラ・ロハ(スペイン代表の愛称)はW杯予選ラスト2戦に向けて一枚岩となれるか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images