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●Paragon NTFS for Mac 15のインストール

ファイルシステムは、OSによって異なる。たとえば、WindowsならばNTFSが一般的である。ここで大きな問題が発生する。ファイルシステムが異なれば、そのままでは、そのボリュームにアクセスできない。そこで、各OSでは、ドライバを搭載し、異なるファイルシステムでも、読み書きできるような仕組みが備えられることが多い。

macOSに関していえば、NTFSボリュームの読み出しは可能であるが、書き込みは行えないといった制限がある。

Windows側からは、macOSのApple HFS+は読み書きのいずれもできない。WindowsとmacOSの両使いにとっては、かなり不便な環境ともいえる。そんな不都合を解消してくれるのが、「Paragon NTFS for Mac 15」である。

システム要求であるが、それほど厳しいものはない。Intel Core Solo/Duo以降のプロセッサを搭載しており、macOSが正しく動作する環境であれば、問題はない。対応OSは、OS X 10.10(Yosemite)、OS X 10.11(El Capitan)、macOS 10.12(Sierra)で、macOS 10.13(High Sierra)は、今後のアップデートで対応予定である。この点にのみ注意してほしい。

Paragon NTFS for Mac 15は代理店経由での販売のほか、Amazonでも随時特価にて販売中である。

○Paragon NTFS for Mac 15のインストール

では、Paragon NTFS for Mac 15のインストールから始めよう。パッケージ版の場合、光学ドライブにディスクを入れ、表示されたアイコンから[インストールParagon NTFS for Mac 15]をダブルクリックする。

次に、ライセンスの確認となる。チェックを入れて、次に進む。

管理者パスワードを入力し、インストールとなる。

製品を購入した場合は、シリアルナンバーを入力する。

[有効化]をクリックし、有効化する。

あとは、再起動でParagon NTFS for Mac 15が有効となる。

●Paragon NTFS for Mac 15を使ってみる

○Paragon NTFS for Mac 15を使ってみる

Paragon NTFS for Mac 15がインストールされると、アプリケーションにParagon NTFS for Mac 15が追加される。

ここで、アンマウントなどを行うことができる。しかし、Paragon NTFS for Mac 15をインストールしたら、ほとんど何もすることはないだろう。使うとしたら、[消去]くらいだろう。

図1と同じ操作を行うと、今度は正しくコピーされる。

NTFSボリュームの情報を見ると、図10のようになる。

●Paragon NTFS for Mac 15のパフォーマンスをチェック

○Paragon NTFS for Mac 15のパフォーマンスをチェック

Paragon NTFS for Mac 15では、Paragon UFSDテクノロジー(Paragon Software社が独自に開発したフィルタドライバ)を採用しており、macOS標準のネイティブドライバと同等の速度でファイル操作を行うことができる。そのあたりを検証してみた。

まず、同じHDDにNTFSボリュームとApple HFS+ボリュームを作成する。容量などもほぼ同じサイズにした。ここで、AmorphousDiskMarkというディスクベンチマーク(Windows版のCrystalDiskMarkと似たUIを持つベンチマークだ)で、ベンチをとってみる。

まずは、NTFSボリュームの結果である。

次いで、Apple HFS+ボリュームの結果である。

HDD自体が少し古めであったので、それほど高い値ではない。しかし、いずれも似たような値を出している。興味深いのは、項目によっては、ネイティブドライバ以上の値を出している。これは、フィルタドライバの優秀さを示すものといってもいいだろう。

最近、筆者が使うことが多いものに、2.5inchのHDDがある。USBコネクタからの給電で動作し、手軽にデータの移動や再利用を行うことができる。基本的には読み出しのほうが多いが、やはりmacOSでも書き込みができると利用範囲が広がる。こういった使用には、Paragon NTFS for Mac 15はあってありがたいユーティリティである。

あとは、Boot Camp環境をインストールしているユーザーであろう。macOS側からは、Boot Campボリュームのデータ読み出せても、書き込むことができない。データの移動が一方向になってしまう。その制約が解消される。

Paragon NTFS for Mac 15を使っていると、その存在を忘れてしまうことが多い。ファイルシステムの差を意識することなく、データのやりとりができる。上述したように、一度インストールすると、設定を変更することもなく、使い続けることができる。このあたりは、非常に完成度の高いソフトといえるだろう。

同社では、10日間の試用が可能な試用版も提供している。興味を持たれたのであれば、ぜひ、試してみていただきたい。