地味な県ほど味がある?『ケンミンSHOW』放送10年で登場回数ランキング下位の県が面白い!

写真拡大

この10月で放送開始10周年を迎えた『秘密のケンミンSHOW』。10月5日の放送ではこれを記念して、これまで放送した中で各県から何回ずつネタが登場したか、番組で言う「秘密のカミングアウト」の件数をランキング化して発表した。

この番組に親しんできた視聴者なら上位は想像できるだろう。そう、あのオモロイ人たちや、独特の文化を持つあの県この県。観光地としても楽しいあの県なら上位に入るのもわかるわかる。

番組ではランキング上位を追いつつ、途中で26位以下を紹介した。筆者としてはあんまり登場しない下位の県にこそ『ケンミンSHOW』の醍醐味を感じた。あの地味な県にはこんなに思いもよらない食文化があり風習がある! とくに面白かった“秘密”を紹介してみよう。

ウツボにタニシ、鶏の足まで食べちゃうか?

インパクトがあったのはやはり料理の話題。中でも「ええ? そんなもの食べる?」と他県民が引いてしまうちょっとゲテモノ的な食文化が面白かった。

「高知県民はウツボを食べる!?」
「県中北部に住む山梨県民は味噌汁にタニシを入れて食べる!?」
「日田市に住む大分県民は鶏の足を煮て食べる!?」
ウツボを食べてもいいのだが、あのいかつい“顔”がそのまま食卓に出てくるのはちょっと引く。味噌汁にアサリやシジミを入れるのだからタニシを入れてもいいようで、ホントにどっさりタニシがお椀に入ってるとたじろいでしまう。日田市の“鶏の足”も、なにも足の形そのまま出さなくてもいいだろうと言いたくなった。

風呂でうどん? 煮魚にお茶? 茶色いお粥?

普通に食べれば普通なものを、どうしてそうやって食べる? という不思議な食文化も面白かった。

「西讃地方に住む香川県民は新築の家の風呂でうどんを食べる!?」
「伊勢志摩地方の三重県民は食べ終わった煮魚にお茶をかけて飲む!?」
「県北部周辺に住む奈良県民はお雑煮のお餅にきな粉をつけて食べる!?」
「長浜市に住む滋賀県民はそうめんと焼き鯖を合わせた焼き鯖そうめんを食べる!?」
「和歌山県民は茶色いお粥が大好き!?」

香川県民が家を新築すると風呂でうどんを食べるのは、まあ“うどん県“なのでよしとしよう。しかし三重県民は食べ終わった煮魚のお皿にそのままお茶をかけ、その皿を口元に寄せてすするのはちょっと情緒というか何かが足りない。食文化なら独自の容器を開発するなど一歩踏み込んだ姿勢を求めたい。

奈良県民がお雑煮のお餅をお椀から出してきな粉につけるのも納得がいかない。だったら最初から雑煮に入れなければいいのではないか。そうめんと焼き鯖を一緒に出す滋賀県民は、結局別々に食べるのに同じ皿で出す意味を、もう少し考えるべきだと思った。

和歌山県民は、なんとほうじ茶でお粥をつくっておいしいおいしいと食べるそうだ。あってもいいが、必然性があまりわからない。

このように、他県民から見ると“意味がわからない”食文化が各地に存在し、「それはここしかやってない」と伝えると当の県民が「ええー!?」とこちらが引くくらい驚く。ことほどさように日本の文化は幅が広く、豊かなのだと思い知らされてきた10年だった。

「夕焼け小焼け」がパンザマストっていったいなんだ?

食文化が並ぶ中、それとは別に筆者が驚いたのがこれだ。
「柏市に住む千葉県民は夕方に流れる「夕焼け小焼け」の事をパンザマストと言う!?」

千葉県の中でも柏市だけの話らしいのだが、夕方下校の時刻になると流れる「夕焼け小焼け」を聞くと、柏市民は「パンザマスト」と口にする。この曲の名前を言っているというより、夕方に流れるあの独特のアレンジの「夕焼け小焼け」を聞くと「パンザマスト」という言葉が口をついて出る、ということのようだ。