内村航平【写真:Getty Images】

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個人総合、肖若騰が初V…予選棄権の内村に米メディア「王者が姿消すことで展望一変」

 体操・世界選手権(カナダ・モントリオール)は5日、男子個人総合決勝で白井健三(日体大)が合計86.431で銅メダルを獲得。肖若騰(中国)が86.933点で初優勝した。6連覇していた絶対王者・内村航平(リンガーハット)は予選で棄権しており、海外メディアは「コウヘイ・ウチムラの不在は、全世界の新王者という重大な発見をもたらした」と報じている。

 かつて絶大なる存在感を発揮してきたキングの姿は、勝負の場にいなかった。内村は予選で右足首を痛め、途中棄権。前人未踏の大会7連覇を逃し、決勝に駒を進めることはできなかった。

「任せてくださいね、師匠」と兄貴分の分まで躍進を誓った白井は、得意のゆかと跳馬で得点を伸ばし、3位。見事に銅メダルを獲得した。そして、優勝を飾ったのは体操王国・中国の肖若騰だった。

 この結果を受け、米NBCスポーツは「コウヘイ・ウチムラの不在は、全世界の新王者という重大な発見をもたらした」と決勝にいなかったチャンピオンの名前を見出しを打ち、報道した。

内村不在が逆に呼んだ王者の注目…新王者誕生で勢力図に変化は生まれるのか

「ウチムラは2009年から2016年において、すべての五輪と世界大会を制覇してきた。そんな王者が、予選で左足首を負傷し、姿を消すことになったことで展望は一変した」

 いかに王者の存在感が大きかったかを証明するかのように記述。さらに「日本を背負うことになったシライは銅色の立場に落ち着くことになった」と日本勢の個人総合11大会連続メダルをもたらした白井について言及している。

 内村の不在が逆に世界の大きな注目を呼んだ決勝。この結果が今後、そして3年後の東京五輪へ向け、勢力図に変化をもたらすのか。注目の戦いは、続いていく。