イタリア代表を指揮するヴェントゥーラ photo/Getty Images

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現在2018ロシアワールドカップ欧州予選グループGで勝ち点19を稼いで2位につけているイタリア代表はチームとして正しい道を進んでいるのだろうか。このグループではスペイン代表が勝ち点22で首位に立っており、残り2試合ということを考えるとイタリアがプレイオフに回る可能性は高い。プレイオフに回るチームの中でイタリアは強豪の部類に挙げられるだろうが、チームとして成長できているのか不安な部分もある。

9月にスペイン相手に0-3と完敗を喫した試合で、イタリア代表を指揮するジャンピエロ・ヴェントゥーラは[4-2-4]という攻撃的なシステムを選んだ。結果的にそれが効果を発揮することはなかったわけだが、6日のマケドニア代表戦ではそれとは全く形の異なる[3-4-3]のシステムが採用される可能性が高いという。これに米『ESPN』は「ヴェントゥーラに光が見えていないことを意味するのではないか」と伝えており、戦い方が今ひとつ定まらないイタリアに不安を感じている。

また、選手選考にも疑問はある。今回ヴェントゥーラはFW登録の選手としてトリノのアンドレア・ベロッティを筆頭にサウサンプトンのマノーロ・ガッビアディーニ、ラツィオのチーロ・インモービレ、インテルのエデル、キエーヴォのロベルト・イングレーゼを招集している。しかしエースのベロッティが負傷離脱してしまい、前線の質にはやや不安が残る。同メディアはベロッティを除けば状態の良いアタッカーはインモービレのみと伝えており、インテルで出場機会の増えないエデル、得点力不足に苦しむサウサンプトンに所属するガッビアディーニ、ここまでセリエAで2得点のキエーヴォFWロベルト・イングレーゼの招集には疑問もあるようだ。

彼らより結果を出している選手はいる。同メディアが挙げたのはニースFWマリオ・バロテッリ、バレンシアFWシモーネ・ザザの2人だ。バロテッリは扱いにくい選手だが、今季はリーグ・アンで5試合に出場して5得点と好調だ。ザザもリーガ・エスパニョーラでは6得点を奪っており、リオネル・メッシに次いで得点ランク2位だ。EURO2016でとんでもないPK失敗をしてしまったことを記憶している人も多いだろうが、ここまで結果は出している。代表に招集されても不思議はないはずだ。

イタリアには若くて優秀なタレントも出てきているが、ヴェントゥーラ政権のままでワールドカップを制する可能性はあるのか。スタイルの見えづらい流れに疑問を感じているファンもいることだろう。