iPhone 8 Plus・iPhone Xにはシミュレートされた3D照明を人物に当てることでスタジオ撮影したような写真が作り出せるという新機能「ポートレートライティング」が搭載されています。このポートレートライティングを使ってコスプレイヤーたちを撮影したところ、劇的に印象が異なる写真が撮影できることができるようです。

NYCC cosplayers look spooky with iPhone 8 Plus Portrait Lighting

http://mashable.com/2017/10/05/nycc-cosplay-shot-with-iphone-8-plus/

ポートレートライティングがどのような機能なのかは、Appleの公式ムービーを見るとザックリとわかります。

iPhone 8 Plus - Portraits of Her - Apple - YouTube

街を歩く女性。これは通常の撮影モードですが……



モードを切り替えると、輪郭がはっきりし、人物が浮き出たような効果になりました。



人物だけにスポットライトを当て、背景を全て消し去り黒幕の前で撮影したような写真にしたり……



モノクロにもできます。



2017年10月5日から8日までアメリカ・ニューヨークでNew York Comic Conが行われており、ニュースメディアMashableのLance Ulanoff氏はポートレートライティングを使ってコスプレイヤーたちを撮影。イベント会場は人や物であふれており、通常であればコスプレイヤーたちを撮影した写真にはそれらが写り込み、世界観を壊してしまうこともありますが、ポートレートライティングはこれにうまく対処できることがわかります。ウェブサイトには以下のような写真が公開されており……



中央のパーテーションを右に寄せると、ポートレートライティングなしの写真が現れます。



反対に左側にパーテーションを動かすと、ポートレートライティングで撮影された写真が出現。確かに、スタジオで写真撮影した時のように人物に陰影がついていることがわかります。



大勢の人物を背景に撮影したフック船長は……



こんな感じに。



ジョーカーは……



さらに不気味に。



背景に写り込み、カメラ目線の男性も……



削除。ただし、コスプレイヤーの一部も黒く塗ってしまいました。



ビフォー



アフター。これは完全に背景が消えるのではなく、少し背景が残っています。



ビフォー



アフター。この女性の場合、完全に背景が消失。



ビフォー



アフター



ビフォー



アフター。細かい部分の検知が苦手なようで、パーマのかかった髪の部分は、ややライティングが甘くなっているのがわかります。



◆実際に使ってみた

これはかなり使える機能なのでは?ということで、実際にiPhone 8 Plusでポートレートライティングを使ってみました。

カメラを起動し、「ポートレート」を選択すると、以下のような感じで「自然光」と書かれたアイコンが出現。



このアイコン部分をダイアル状に動かすことで、ライティングが切り替わります。「スタジオ照明」という、やや明るいライティングや……



コントラストがやや強くなり、被写体となる人物がくっきりと浮かび上がる「輪郭強調照明」



そして、New York Comic Conでの撮影で使われた「ステージ照明」



ステージ照明をモノクロにした「ステージ照明(モノ)」



ステージ照明の場合、被写体との距離が決まっており、サークル部分が黄色くなるまで「被写体をステージ照明内に配置してください」「被写体に近づいてください」「離れてください」と指示されます。屋外での撮影では比較的簡単にこの調整がうまくいったのですが、室内で撮影する際には室内灯の問題か、なかなかうまく認識できませんでした。



ステージ照明で撮影した写真は以下。例えば、自転車の後部座席に載せたCEOが……



ステージ照明で撮影すると以下のような感じ。若干輪郭が欠けている部分がありますが、人物だけを切り取って浮き出させることに成功しています。



以下の写真を……



ステージ照明(モノ)で撮影するとこんな感じ。かなり雰囲気が出ました。



室内で撮影した場合、全体が薄暗くなることも。



CEOは……



生首になりました。