米国旗(2017年1月27日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】自動車各社が電気自動車へのシフトを加速させる中、米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)などが出資する米ベンチャー企業が5日、ハイブリッド型の電気航空機を2022年に投入すると発表した。

 この企業はワシントン(Washington)州カークランド(Kirkland)に本社を置くズーナム・エアロ(Zunum Aero)。開発する12人乗りで航続距離最大約700マイル(1126キロ)の小型電気航空機の詳細を発表した。

 ボーイングのほか米ジェットブルー航空(JetBlue Airways)の出資も受けるズーナム・エアロはこの電気航空機によって、ほかにほとんど選択肢がなく、コストが高く、「所要時間が数十年にわたって短縮されていない」最大1000マイル(1609キロ)の短距離(リージョナル)路線のニーズを満たしたい考え。

 例えば、マサチューセッツ(Massachusetts)州ビバリー(Beverly)からメリーランド(Maryland)州カレッジパーク(College Park)までのような地方都市間を、首都ワシントン(Washington D.C.)やボストン(Boston)などの地域の大空港をわざわざ経由せず、より安い運賃で乗客を運べる。

 ジェットブルー・テクノロジー・ベンチャーズ(JetBlue Technology Ventures)のボニー・シミ(Bonny Simi)社長は「リージョナル輸送業界は創造的破壊のための機が熟したとみている。ズーナムと同社による航空新時代を切り開く取り組みを支援できることに興奮している」と述べている。

 ズーナム・エアロによると、電気航空機の最高巡航速度は時速約547キロで、これまでの航空機よりも排出ガスや騒音を80%削減できるという。

 ズーナム・エアロは2019年にも試験飛行を開始したい意向だ。同社はボーイングや英ロールスロイス(Rolls Royce)で開発に携わった経験を持つ技術者を採用している。
【翻訳編集】AFPBB News