調味料やドレッシングをきちんと計量カップで測って入れたはずなのに、思ったような味にならない……それはもしかすると計量カップのせいかもしれません。

正確に計量できるよう精度を極め、古代ギリシャの数学者と同じ名前の計量カップ「ユークリッド」がクラウドファンディングサイトKickstarterに登場しました。

www.euclidmeasuring.com

従来の計量カップでは少ない量になるほど正確に測定しにくくなり、誤差を発生させていました。この図を見ると、2分の1カップ分を計量すると11%、4分の1の量では20%も誤差が生じています。

一方ユークリッドでは、カップの形状を変えることで、どの分量においても誤差をわずか6%に抑えられています。

www.euclidmeasuring.com

精度を向上させたのはカップの形状

「ユークリッド」の測定精度を向上させたのは、計量カップとしてはあまり見かけない円錐型のカップにした点にあります。

計量カップに液体を入れ、カップ内の目盛りに正確に合わせるのは意外と難しいもの。平らな場所に置いて合わせたつもりでも、実際には意図した量とは異なってしまうことも。

ユークリッドは液体を入れて測定したときに、表面積と体積の比が同じになるように設計することで、精度を向上させることができたそうです。

www.euclidmeasuring.com

開発したのは元Googleエンジニア

ユークリッドを開発し、出資を募っているのはジョシュア・レッドストーンさん。ワシントン大学卒業後、Google、Facebookでエンジニアとして勤務していました。

www.euclidmeasuring.com

レッドストーンさんが計量カップの誤差問題に気づいたのは、自宅で料理をしていた時、レシピに「カップ4分の1の牛乳」とあったことからだそう。

www.euclidmeasuring.com

大小どちらの計量カップが正確に測定できているのかという疑問が生まれ、体積にたいして表面積の比を維持する形状は数学的な方法で解くことができることに気づきました。レッドストーンさんは自称“数学オタク”としてこの問題に夢中になって解いたそうです。

その後、試作品を作りベストな形状を導き出すまでに4年の歳月がかかりました。

「ユークリッド」の表面に印刷されている数式は、体積を表面積で割っている方程式です。

www.euclidmeasuring.com

気になる価格ですが、1個24ドル(約2700円)から。世界どこでも発送が可能で、2018年5月のお届けを予定しているそうです。食器洗い乾燥機で洗うことが可能なプラスチック製で、1カップ分の分量が測れるサイズです。

数学オタクが作ってくれたより正確な計量カップ。料理に使ってみると、今までにない発見があるかも?