NZ戦では「リスクマネジメントや連係面」がポイントになると語った酒井宏。いかなるパフォーマンスを見せてくれるだろうか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 キリンチャレンジカップでの2連戦は日本代表にとって、ロシア・ワールドカップに向けた新たな第一歩となる。
 

 初戦の相手であるニュージーランドは190センチを超える選手を多数揃える文字通りの“ガリバー軍団”。体格面では見劣りする日本は、いかなる策をもって臨むのか。常々、“デュエル”を強調するハリルホジッチ監督だけに、大柄な相手といえども、局面での闘いで後手に回ることを是とはしないだろう。
 
 ニュージーランド戦での先発が予想される右サイドバックの酒井宏樹は、“デュエル”と守備のポイントに関しては、次のような見解を述べた。
 
「やっぱり、(個々の局面では)どうやっても負ける時は負けるので、そのあとのボールを自分たちのボールにできればいいと思う。全体的なマネジメントや連係の部分で、最終的にその局面に勝つことができれば、もう一回自分たちのボールになるので。そこ(体格)だけをクローズアップしてデュエルと言われても……、169センチの選手が190センチの選手に勝てるわけがないですし、そこはデュエルの方法があると思う。監督もそういうことは言っている」
 
 2016年にドイツのハノーファーからフランスの名門マルセイユに移籍した酒井宏は、昨季はフィールドプレーヤーで最多の出場時間を記録し、今季も好調なパフォーマンスを継続している。先月29日には、2021年までの契約延長を勝ち取り、欧州での足場を着実に固めている。
 
 欧州で飛躍を遂げつつある酒井宏は、ロシア・ワールドカップに向けた残り約8か月で、守備陣には何が必要だと見ているのか。
「やっぱりディフェンスはコンビネーションの部分で守れるかどうかが決まってくる。良い選手がいるから守れるというわけでもない。お互い信じ合って、少しずつ上がっていくもの。間違いなく連係は上がっていると思うし、細かな部分で声を掛けなくてもできるようになっていけば」
 
 リーグ・アンやヨーロッパリーグで、日常的に世界基準の守備を目撃している目には「ヨーロッパの強豪はコンビネーションができているうえに、基本能力も高い」と映る。ワールドカップでもそこがスタンダードになると考えている。
 
「もっと密に(連係して)やっていかなければならないし、まだまだ終わりはない」と語る酒井宏。堅守の構築へ妥協なき姿勢で挑むつもりだ。