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大人のダイエット研究所はこのほど、食事の最初にヨーグルトを食べる「ヨーグルトファースト」は食後血糖値の急上昇を抑制させる効果があることを明らかにした。

同試験は、健康な20〜40代の男女各10名を対象に実施した。「包装米飯150gを摂取」「サラダ101gを摂取したのち、包装米飯を138g摂取」「包装米飯120gを摂取したのち、ヨーグルトを200g摂取」「ヨーグルト200gを摂取したのち、包装米飯120gを摂取」の4パターンの食事を規定の時間に摂取してもらい、それぞれ食後の血糖値を経時的に測定した。

食後の血糖値(平均値)の時間経過による変化を調べたところ、白米だけを食べたパターンに比べ、ヨーグルトを一緒に食べたパターンのほうが血糖値の上下動が抑えられていた。また、白米の後にヨーグルトを食べた場合と比べ、ヨーグルトを先に食べた「ヨーグルトファースト」の方が血糖値の上がり方が緩やかであることも明らかとなった。

続いて、野菜や海藻などを食事のはじめに食べる食事法「ベジタブルファースト」と「ヨーグルトファースト」を比較した。白米の前にサラダとヨーグルトをそれぞれ摂取してもらい、食後の血糖値を経時的に測定したところ、ヨーグルトファーストは、ベジタブルファーストと同等もしくはそれ以上の血糖値抑制効果がみられた。さらに、食後2時間経過時の血糖値を見ると、ベジタブルファーストよりもヨーグルトファーストの方が抑えられていることがわかった。

今回の試験結果を受け、名古屋大学名誉教授の大澤俊彦氏は、「先行研究でも、たんぱく質や脂質の含まれるものを食前に摂取することで食後血糖値の急激な上昇を抑えることが確認されている。たんぱく質や脂質を含むヨーグルトが消化吸収を緩やかにすることで、食後血糖値の上昇が抑えられたと考えられる」とコメントしている。

食後血糖値の急激な上昇は、インシュリンの過剰分泌を招き、肥満や糖尿病など生活習慣病のリスクが高まるという。さらに食後高血糖による「かくれ高血糖」が血管疾患リスクの一因であることも研究されている。今回の試験により、ヨーグルトファーストを実践すると、これらの症状の予防につながることが示唆された。