多くの中国人が願うのは、経済的に豊かになることや、健康で長生きするということだ。もともと中国人は健康志向の強い国民性と言えるが、中国メディアの上海熱線はこのほど、「日本人が世界的に長寿で肥満率が低い事実から、中国人は学ぶべきである」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 多くの中国人が願うのは、経済的に豊かになることや、健康で長生きするということだ。もともと中国人は健康志向の強い国民性と言えるが、中国メディアの上海熱線はこのほど、「日本人が世界的に長寿で肥満率が低い事実から、中国人は学ぶべきである」と論じる記事を掲載した。

 日本は世界一の長寿国であるということは、中国でも広く知られている。中国も経済成長を背景に国民の生活水準が向上し、それに伴って寿命も伸びてきている。だが、同時に生活習慣病を発症する人も急増しており、肥満や糖尿病、がんなどの患者が増加しているとも言われている。

また、中華料理はもともと脂っこいためか、成人の肥満率も日本は4%ほどであるのに対し、中国は5.6%と日本を上回る水準にあり、特に子どもの肥満は近年大きな問題となっている。

 記事は、日本が先進国で、国民も中国人より豊かな生活を送っているのに肥満が少なく寿命も長いのは、生活習慣に秘訣があると指摘。日本人が健康で長生きできる背景には「食べ物が薄味で素材の味を大切にする」、「緑茶をよく飲む」、「優れた衛生環境を保っている」、「塩分の摂取量が少ない」、「一日30品目を目指すバランスの良い食事」、「海産物を多く食べる」、「腹8分目とする」といった要素があると伝えた。

 記事が挙げた要素を見てみると、日本人にとってはごく当たり前で、広く知られた「常識」の内容であることがわかる。だが、中国では「腹8分目」といった言葉は一般的に知られているものではなく、また、海藻などの海産物は、沿岸部を除いてほとんど食べられていない。しかも中華料理は味付けが濃く、塩分や油も多いため、食べ過ぎはあまり良くないかもしれない。

 中国では、シャツを胸元までまくり上げ、丸々としたお腹を突き出して歩く中年男性を見かけることがあるが、その光景は昨今話題のメタボなど「どこ吹く風」といった様子だ。健康管理や健康維持は個人の生活習慣と努力によるところが大きく、健康で長生きしたいのであれば、日本人が「長寿で、肥満率が低い」理由にしっかりと学ぶべきだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)