U-17日本代表のDF菅原由勢【写真:舩木渉】

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 インドでのU-17W杯に出場するU-17日本代表は5日、初戦の開催地グワハティで練習を行った。

 昼間は気温30度を超え、とにかく蒸し暑い土地だが、日が沈んでも大きな変化はなかった。8日の初戦・ホンジュラス戦の時間(20時開始)に合わせるため、ナイターで行われた練習中も蒸し暑く、選手たちは大量の汗をかきながら強度の高い練習に取り組んでいた。

 もちろん初めての選手もいるが、昨年のAFC U-16選手権(U-17W杯予選を兼ねる)に出場していた選手たちは2度目、あるいは3度目のインド滞在のため順応に関して問題はないようだ。継続的に招集されている菅原由勢(名古屋グランパスU-18)は「ホテルの環境も申し分ないと思いますし、ドクターの方やトレーナーの方が十分に僕たちに気を使ってくれているので、本当にストレスなく生活できている」と、環境を苦にする様子はない。

 とはいえ「僕自身別に暑さとかはあまり関係ないですけど、どうしても湿気がすごいので、汗の量とかがあるんですけど。そこは水分補給とかをこまめに、サッカー以外のところで、そういうところが大事になってくるかなと思います」と、準備の大切さは身にしみている。

 いよいよ初戦の日が近づき、チームにも緊張感が漂い始めている。ホンジュラス戦に向けて菅原は「最終目的地よりも、まずはスタート地点の初戦の大切さを僕たち全員が理解しています」と語る。「いきなり決勝というわけにはいかないですし、本当に1戦目、2戦目、3戦目、で決勝トーナメントという、一つひとつの積み重ねがある。その中でチームとして成長していくことで、ファイナリストという目標が見えてくると思う。それに向けて一戦一戦ただがむしゃらに、どれだけ謙虚に戦っていけるかだと思います」と、まずは一戦必勝でグループステージ突破を目指すつもりだ。

 菅原自身、初戦でどのポジションを務めるかまだわからない。5日の練習中に行われたハーフコートゲームではセンターバックと左サイドバックに入って周囲との連携を確認しつつ、積極的なプレーで調子の良さをアピールしていた。

 昨年のAFC U-16選手権で守備の柱だった瀬古歩夢(セレッソ大阪U-18)が負傷でU-17W杯のメンバーから外れたため、守備的なポジションを幅広くこなせる菅原がチーム内で担う役割は大きい。「相手も大切ですけど、やっぱり自分たちのサッカーをやるというのが一番大切だと思う」と強調した通り、とにかく目の前の1試合にどんな形でも勝つことを強く意識している様子がひしひしと伝わってきた。

(取材・文:舩木渉【グワハティ】)

text by 編集部