ジャンクな食べ物に魅かれるのは 心が疲れているからかも

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体と心は一緒だから体に聞いてみる

秋になり、おいしいものがたくさん出回るようになりました。秋が旬の食材、いろいろありますよね。でも、もし、それらをおいしいと知っているに、ジャンクなものばかり食べるようなら、心が疲れているのかも。

心はいろいろなものを抱えています。でも、嘘をつくのも得意。だから、疲れていても平気な顔をして過ごすことを選択したりします。疲れているというのは、肉体疲労もそうだし、精神疲労もそう。誰かとの関係性で悩んでいるのに、平然としている人が、突然泣き出したりするの、ドラマなどでもよく見かけますよね。

そんなギリギリまで心が追い込まれないようにするには、体をよく観察することです。体と心は一緒だから、心を映してくれるんです。しかも、体はとても正直。隠そうにも隠せないのです。

じゃあ、体の何を見たら、心がわかるのでしょうか?

それが、食事。姿勢や呼吸もわかりやすいのですが、これまでの積み重ねで、常態になってしまっていると、なかなか発見しづらいのです。それに対し、食事、つまり食欲や食事の好みなどは、そのたびごとに如実に現れます。だから、食事をしっかりと確認するのがいいのです。

もし、あなたがジャンクばかり欲しがっているのなら、確実に心が疲れています。シンプルなものでは、心を満たすことができず、ごちゃごちゃしたもの、コントラストの濃いものを欲しがるのが、疲れている時にありがちなパターン。しかも、満腹になっても飽き足らず、食に執着してしまったりすることも…。

今は秋。だから、たくさんいろいろなものを食べたい時期になっています。とはいえ、その食べたい欲求の根本が、満たされない心だとしたら、早急な対応が必要です。

疲れた心に作用するマインドフルな食事

心当たりがある人は、食事の取り方から、まず変えてみましょう。やることは簡単です。食事の時間を贅沢に、シンプルな食だけにする、ということ。

たとえば、テレビを消す、スマホは遠ざける、音楽もかけないなど、食事と関係ないものは、すべて身の回りから遠ざけます。

次に、食事は、おにぎりとか簡単なものでもいいので、いろいろなものを用意せず、少な目のメニューにします。味つけなんかはむしろシンプルに。塩おにぎりなんていいかもしれません。

そうしたら、その一つひとつを食べていきます。それこそ、その食べ物だけに意識を注いで。
手の感触
香り
ひと口触れた時の食感
噛み締めた時の味
何度も噛んでいる時の味わい
飲み込む時ののど越しと味
・・・

そうやって、一つひとつに意識を注いで食事をすると、ジャンクなものを食べなくても、十分に味わい深い食事、印象深い味を感じることができるのです。ゆっくり食べることになるので、呼吸も落ち着いて、気持ちも安定してきます。

それを続けていると、ジャンクなものを食べることが必要なくなり、体にいいものだけがほしくなります。それはつまり、心が、自分に優しいものを欲しているということ。

何だか煙に巻かれたような話ですが、続けているとわかります。ぜひ、マインドフルな食事、試してみてください。

 

ライター:豊田紗江
出典:『Yogini』 Vol.45 「マインドフルネス瞑想にチャレンジしてみた」