日本に留学する外国人学生の数は年々、増加傾向にある。留学を終えた学生のなかには日本で就職し、そのまま日本に滞在し続ける人もいれば、帰国を選択する人もいる。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本に留学する外国人学生の数は年々、増加傾向にある。留学を終えた学生のなかには日本で就職し、そのまま日本に滞在し続ける人もいれば、帰国を選択する人もいる。

 日本を離れた学生にとっては、日本での生活は思い出深いもののようで、その後もしばしば日本の留学時代を懐かしく思い出すことになるのだという。中国メディアの今日頭条は3日、元留学生だという台湾人が「3年間しか住まなかった東京の中井が恋しくて仕方がない」と綴った手記を掲載した。

 記事によれば、この台湾人は東京都内の大学に留学していたようだ。4年間の留学生活のうち、3年にわたって住んだというのは東京都新宿区の「中井」という地域だったという。地下鉄の駅も近く、交通の便が非常に良かっただけでなく、新宿や池袋まで近いにもかかわらず、新宿や池袋ほどの喧騒もないという点や、人情味のある環境が気に入っていたようだ。

 記事には、一眼レフなどを使って中井近辺で撮影されたとみられる美しい写真が数多く掲載されている。早朝の街や夕暮れの駅、桜が咲く川沿いの光景、子どもたちの通学路など、何気ない日常の光景が写っているが、すでに日本を離れているこの台湾人にとっては、どれも留学生活を思い出させてくれる貴重な写真なのだろう。

 この台湾人にとっては、日本での留学生活の記憶には良い思い出がたくさん詰まっていて、その思い出の舞台が中井だったのであろう。記事からは台湾人の「恋しくて、名残惜しくてたまらない」留学生活への想いがじんわりと伝わってきた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)