スペイン北東部カタルーニャ自治州の州都バルセロナで、スペイン国旗を掲げてカタルーニャ独立に反対するデモ隊(2017年10月4日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ペイン憲法裁判所は5日、北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の議員らが同州の独立宣言を採択する可能性がある9日の州議会本会議について、開催の差し止めを命じた。スペインで数十年来の深刻な政治的危機に発展した同州独立問題は、緊迫化の様相を強めている。

 カタルーニャ自治州では1日、中央政府が違憲とする独立の是非を問う住民投票が強行され、警察と投票者との衝突に発展した。

 同自治州のカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)州首相は、この危機に対する中央政府の対応は「破壊的」だと厳しく非難する一方、調停に応じる用意があると表明。しかし中央政府の首相府は「恐喝は受け入れない」と一蹴していた。

 カタルーニャ自治州指導部は、数日中に独立を宣言すると表明しており、9日に開催される同州議会の本会議がその場となる可能性がある。だが憲法裁判所は5日、独立反対派の主張を審理する間の措置として、本会議の開催差し止めを命じた。

 さらに憲法裁は州議会指導部に対し、命令を無視すれば刑事訴追の可能性もあると警告。一方のプチデモン首相ら同州指導部は、独立を推進するためには収監されることも辞さないとの構えを示している。
【翻訳編集】AFPBB News