「局面に勝つ」…酒井宏樹が説くハリルサッカーの鍵“デュエル”とは?

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 “デュエル”は単なる球際の奪い合いや空中戦での競り合いではない。

 酒井宏樹(マルセイユ)がヴァイッド・ハリルホジッチ監督がチャンピオンズリーグのスタッツを用いて特別講義を行ったキーワードについて、彼自身の考えを示した。

 日本代表は5日、キリンチャレンジカップ、ニュージーランド代表戦に向けた前日練習を行った。フィジカルの強い選手を揃えてくることが予想される相手に対し、デュエルが鍵になるかと問われると、酒井宏樹は「どうやっても負ける時は負けるので」と話し、次のように語った。

「そのあとのボールをしっかり自分たちのボールにできればいいとは思う。全体的なリスクマネジメントだったり連係の部分で、最終的にその局面に勝つことができれば自分たちのボールにもう1回なるので。そこだけをクローズアップしてデュエルと言われても、やっぱり160センチの選手が190センチの選手に勝てるわけがないですし。そこはデュエルの方法があると思う」

 “デュエル”と聞くと、ボールを奪い返したり、1対1で相手を抜き去ることを想像してしまう。しかし酒井宏樹は個々のプレーではなく、あくまでもプレーの連続で、チームとしてボールを奪うことこそがデュエルの本質だと説く。そしてそれは「DFなんでギラギラしたものはない。チームが勝てれば自ずと評価はされてくると思う」という考え方にも現れている。

 そうは言っても1人で相手アタッカーを封じ込められるにこしたことはない。マルセイユとの契約を2021年まで延長した酒井宏樹は代表ウィーク後、22日にあのパリ・サンジェルマンとの試合を控えている。左サイドを主戦場にするブラジル代表FWネイマールとのマッチアップは「楽しみでしかない」と強気だ。

 屈強なニュージーランド、華麗なテクニックのネイマール。2つの異なる攻撃に対し“酒井流デュエル”でどう対処していくか、注目したい。