3日、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版サイトは、韓国映画「タクシー運転手」が中国の動画評価サイト「豆瓣」から削除されたと報じた。資料写真。

写真拡大

2017年10月3日、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版サイトは、韓国映画「タクシー運転手」が中国の動画評価サイト「豆瓣」から削除されたと報じた。

「タクシー運転手」は8月2日に韓国で公開された。1979年の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領暗殺後に発足した全斗煥(チョン・ドファン)政権下の1980年5月18日に光州で起きた民主化運動に対する弾圧について描いた同作品は、公開初日に69万8000人を動員する記録的ヒット作になった。

映画の主人公であるタクシー運転手は、当時の韓国政府が厳しい報道規制を敷くなか、ドイツ人記者を乗せて2度にわたり警戒線を突破。この行動により、韓国軍による激しい鎮圧の様子が全世界に放映されることとなった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も8月中旬に同作品を鑑賞。「光州事件の全真相はまだ明らかになっていない。これはわれわれが完了しなければならない任務だ。この映画が任務遂行の助けになると信じている」とのコメントを発表している。

記事は「同作品は中国本土では上映されていないものの、ネット上では多くのファンを獲得しており、SNS上で続々と称賛が寄せられている」と紹介する一方、微博で500万人のフォロワーを持つアカウントが書き込んだ称賛コメントがすでに削除されてしまったと伝えた。また、3万人余りの中国ネットユーザーが評価を行い、9.1点という高い評点を獲得していた「豆瓣」の評価ページも3日夜に削除されたとしている。記事によれば、数年前に韓国で公開され、セクハラ防止法改正のきっかけになった映画「熔炉」のページも同様に削除されていたという。(翻訳・編集/川尻)