日本を訪れる中国人観光客の関心は「コト消費」へとシフトしているが、同様の動きはフランスでも起きている。写真はパリ。

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日本を訪れる中国人観光客の関心は「コト消費」へとシフトしているが、同様の動きはフランスでも起きている。2日付の新華網によると、有名観光スポットを避け、自ら特色ある場所を探そうとする人が増えているという。

記事によると、昨年フランスを訪れた中国人観光客は160万人を超えた。中国のアウトバウンド市場の成長に伴い人々の旅のスタイルにも変化が発生。これまでと比べ、旅行での体験が重視されており、ある業界関係者は「外国語力がレベルアップしてきた若い観光客は海外での問題解決能力も向上している。フリープランやテーマ性のある旅、カスタムツアーを選んで特別な旅行体験を得ようとする人が増えている」と語る。同氏はまた、以前よく見られた大規模団体ツアーは減り、フリープラン客が激増したと説明。3-5人程度のグループ客や複数の家族による旅行が多いため、8-9人乗りの自動車の需要も大きいとのことだ。

さらにパリでカスタムツアーサービスを提供するある女性は「フランスの一般的な生活を体験してもらおうと、郊外で暮らす友人の家で食事会をセッティングしている。このプランはとても人気」と話し、中国人観光客が蚤の市やクラシック音楽の鑑賞会などにも大変な関心を持っていることを指摘。現在のニーズを「フランス人の生活スタイルを体験し、精神的な満足を得たがっている」と説明する。

記事は「ショッピングもフランス旅行の重点となるが、中国人観光客の消費スタイルは理性的になった」とも伝え、前述の業界関係者が「高級品を買いまくる光景は減り、あまり名の知られていないブランドや個性的なブランド、コストパフォーマンスの高い庶民派ブランドが注目を集め始めた」と語ったことを紹介している。(提供/Bridge・編集/Asada)