歴史あるものづくり地域として知られる新潟県・燕三条に本社を構える家電メーカー・ツインバード工業。コスパの高い調理家電や生活家電、また、「液晶テレビ付蛍光灯ランタン」といったユニークな製品を生み出す企業として知られています。

 

ツインバードが満を持して大型白物家電市場に参入

↑今回の新製品とツインバード社長の野水重明氏

 

10月4日、そのツインバードが冷蔵庫・洗濯機市場へ本格参入することが、ツインバードの日本橋ゲートオフィスで行われた発表会で明らかになりました。大型白物家電市場は、先頃アイリスオーヤマが参入を発表したこともあって、今後さらなる競争の激化が予想されます。「日本メーカーによるニッポンの暮らしに寄り添った白物家電」をコンセプトに掲げたツインバードは、どのような製品を市場に投入するのか。さっそくチェックしていきましょう。

 

新製品その1

200L以下の冷蔵庫で最大の冷凍室容量を実現

「2ドア冷凍冷蔵庫 ハーフ&ハーフ HR-E915PW」

10月下旬発売の「2ドア冷凍冷蔵庫 ハーフ&ハーフ」(実売予想価格5万4800円・税別)の特徴は、その名の通り「冷蔵73L・冷凍73L」と冷蔵室と同じ容量の冷凍室にあります。冷凍73Lは200L以下の冷蔵庫ではクラス最大級。自炊派のビジネスパーソン、単身世帯あるいは夫婦世帯をターゲットに、冷凍食品市場の拡大に合わせて冷凍室を大きくしました。冷凍室は買い物カゴ約2個分の大容量で、整理しやすい4段引き出しを採用。独立4段吹き出し口により庫内のすみずみまで冷却します。

 

同社プロダクトディレクション部の岡田 剛氏に開発のコンセプトを聞きました。

↑岡田 剛氏

 

「昔に比べて、最近の冷凍食品は非常に身近になり、より美味しくなりました。また、週末、時間があるときに料理を作り置きして冷凍し、毎日のお弁当や夕食に活用する方も増えてきています。冷凍室が大きければ、うまく利用して時間とお金を賢く節約できるのではないでしょうか」

 

なお、冷凍室の一番上の引き出しは約70mmの高さでアイスクリームのカップや氷を入れられます。中段2段は約125mmで一般的な冷凍食品を入れることができ、最下段は約180mmで冷凍うどんなどをサイズ別に入れられるとのこと。冷凍室が大きいぶん、冷蔵室は少し小さめですが、棚板の位置を調節することで、500mlのペットボトルや奥行きのあるサラダボウル・鍋なども収納できます。

↑たっぷり収納できる4段の冷凍室

 

新製品その2

1日ぶんの洗濯物がわずか10分で洗濯できる!

「全自動洗濯機 5.5kg WM-EC55W」

11月下旬に発売予定の「全自動洗濯機 5.5kg WM-EC55W」(実売予想価格3万4800円・税別)は、新生活を始める学生やビジネスパーソンをターゲットにした「快速モード」機能が目玉です。こちらは、およそ1日ぶんの日常着に相当する約1kg以内の洗濯物に対応。ボタンを押して注水、洗濯、すすぎ、脱水まですべての工程がなんと約10分で完了します。洗浄力も十分で、しょうゆの染みもしっかり落ちるとのこと。

 

「実際に会社員の方に聞いてみたところ、週末にまとめ洗いをするよりも、平日の帰宅後や出社前に洗濯をするという方が多かった。それに加え、洗濯時間が長いと思っている方も6割ほどいらっしゃいました。『洗濯物を溜めると匂いが気になる』『ヨガやジムに行って汗をかいたら、その日のうちにウエアを洗いたい』…こうした“つど洗い”が、いまのライフスタイルに合う習慣であることが見えてきました」(岡田 剛氏)

 

この「快速モード」は、特に泥汚れなどガンコな汚れ落としを必要とせず、こまめに洗濯をしたい単身世帯にはピッタリの機能。おしゃれ着や色柄ものなどを小分けにして、複数回洗濯するといったスタイルにも向いています。もちろん、容量は5.5kgなので1kg以上の洗濯も可能。週末のまとめ洗いもできる十分な容量となっています。

↑「快速」のほか、「おしゃれ着」や「毛布」、「風乾燥」などもあります

 

デザインは凹凸のないフラットな設計で手入れがしやすく、常に清潔に保てるのもポイント。液体洗剤投入口が手前に配置され注ぎやすいのも便利です。ターゲットとニーズを明確に打ち出し、冷蔵庫・洗濯機市場に本格参入するツインバード。大型白物家電でどこまで存在感を発揮できるか注目です。

↑洗濯槽の内部

 

新製品その3

手も耳もふさがず安全に聴ける首かけラジオ

「着るラジオ AV-J335S」

今回の発表会では、冷蔵庫・洗濯機以外の2製品もアナウンスされました。

10月下旬発売の「着るラジオ」(実売価格6980円・税抜)は、首かけ型のハンズフリーラジオ。手や耳をふさがずウォーキングやガーデニング中にラジオが楽しめ、周りの様子もわかるのでシニアの「ながら聞き」でも安心なアイデア商品です。夜道でも車のライトを反射して存在を知らせる反射板付き。ワイドFMに対応し、FMだけでなくAMラジオも安定したクリアな音質で聞くことができます。

 

新製品その4

粘板岩のプレートをモチーフにしたラウンドフォルムのデザイン

「オーブントースター TS-D016GY」

10月中旬発売の「オーブントースター TS-D016GY」(実売価格3980円・税抜)はスレートプレート(粘板岩のプレート)をモチーフにしたおしゃれなオーブントースター。自然素材を思わせる石窯風のラウンドフォルムのデザインで、主張しすぎることなくインテリアにマッチします。出力は4段階の切り替えが可能で、食材や好みに応じて美味しく調理できます。

 

ちなみに、同発表会では、「今回の冷蔵庫と洗濯機のイメージに合う」とのことで、チェリストの村岡苑子さんがチェロを演奏する一幕も。また、発表会の終了後には、同社の調理家電と新潟県の食材を使った料理がふるまわれ、ほぼパーティといった様相に。何から何まで斬新な発表会で、同社の「新しいことをやろう」という気概が見てとれます。今後の活躍も期待できそうですね。

↑思わぬ生演奏に参加者もびっくり

 

↑発表会の最後には、同社のホームベーカリーで作ったブランパンのサンドイッチや、新潟名産の刀根早生柿(とねわせがき)、フルーツビネガーメーカーで作ったドリンクなどがサービスされました