仮想通貨のビットコインは安全なの?終了なの? ビットコインの「今」は、どうなっているのか

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仮想通貨のビットコインに関しては、いろいろな情報が飛び交っている。
投機対象として期待できると言う人もいれば、暴落のニュースに“ビットコイン終了”と言い出す人もいる。

ビットコインには今、何が起きているのだろうか。最近の動向について、見てみよう。

●そもそもビットコインってなんだろう
ビットコインは、デジタルな仮想通貨だ。通貨というからには、買い物もできる。

ネットのショップサイトなどで利用できるほか、ビックカメラやメガネスーパー、一部の飲食店などリアルなお店でも使うことが可能だ。
先月からは、旅行代理店のエイチ・アイ・エスが、旅行商品の決済サービスで利用できるようにした。

ビットコインは、誰でも入手が可能だ。bitFlyerなどのビットコイン交換サービスを行っているサイトにいけば、オンラインで円をビットコインに交換できる。
ビットコインを手にしたら、スマホに入れた専用アプリから、買い物の決済や送金ができるようになる。

ビットコインにはもう1つ、通貨ならではの特徴として、“レート”がある。
円とドルの間にレートがあるように、ビットコインと円やドルなど、ほかの通貨との間にもレートがあって、刻々と変化している。

このレートが大きく乱高下することが、ほかの通貨と違うビットコインならではの特徴だ。それ故、ビットコインを投機対象と考える人が多くいたり、もうダメだと言い出す人がいたりする。

例えば、円とドルの相場なら、現在であれば、1ドル=110円前後で変動するが、短期間で2倍や3倍になることはない。

ところが、ビットコインは、
今年初めは、1ビットコイン=10万円前後だったが、9月には5倍の50万円を超えた。
さらに、その2週間後には30万円台まで落ち込み、現在は、40万円台後半まで持ち直している。

こんなに大きく変動することは、実際の通貨ではない。

●最近のビットコインに起きていること
最近のビットコインをめぐるニュースとして大きかったのは、8月の分裂騒動だ。
ビットコインの取引量が急増しているのに対して、2つの解決策が提案されたことから発生した。

この2つの提案の解決はつかず。結局、中国の一部事業者が新通貨の「ビットコインキャッシュ」を作って分裂することになった。

このときも、ビットコインはこのまま終了してしまうのではと危惧する人がいたが、実際にはすぐに収束して再び価値を上げ、翌月には最高値を更新している。

ところが喜びもつかの間、今度は、ビットコインの流通量が多い中国において、規制が強化されることになり、大手取引所が相次いで取引停止に追い込まれてしまった。

その影響でビットコインは暴落し、数週間のうちに、40万円台、30万円台と、価値を下げた。同時期に、米国のJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOが、ビットコインを「詐欺的」と批判したことも話題になった。

一方、国内ではいくつかの良いニュースも出ている。
金融庁は、仮想通貨交換事業者として、マネーパートナーズ、QUOINE、bitFlyerなど11社を公表したからだ。

4月の改正資金決済法により制定された登録制度で、金融庁・財務局の登録を受けた事業者のみが、国内で仮想通貨取引サービスができるというもの。
つまり、上記の企業は、金融庁がお墨付きを与えた業者ということになる。

そのほかにも17社が継続審査中になっているほか、サイバーエージェントは、仮想通貨取引事業を行う完全子会社サイバーエージェントビットコインを設立するなど、ビットコインの先行きへの期待感が高いことがわかる。

ビットコインは通貨なので、レートが上下するのは仕方ないところだが、新しい仕組みのため、レートが乱高下することも多い。
現状、良いニュースも悪いニュースも、それぞれ出てきて、そのたびにレートが大きな影響を受けている。

とはいえ、これまでの動きを長期的に見ると、ビットコインの価値は確実に上がっているといえる。ただ、レート変動が大きいため、短期的に取り組んでいると、その都度、一喜一憂することになる。

いずれにしても、まだ不完全ではあるが、ビットコインを利用できるサービスは増えているし、価値も上がっているし、交換事業者も増えており、今後のユーザー数や取引量も増えることが見込まれている。


長期的みれば、リスクはあるが投機対象としても考えられるし、ネットの買い物や海外旅行で便利な通貨として使うことも増えていくだろう。