「頭の中に3つほどのチームの形がある」 ハリル監督が2連戦での大幅な選手入れ替えを明言

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NZ戦、ハイチ戦の「2試合のスタメンは同じものにはならない」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、6日の国際親善試合ニュージーランド戦の前日会見で、10日の同ハイチ戦と合わせた2試合での選手起用について「それぞれの選手が90分なのか45分なのかは分からないが、機会を与えたい」と言及した。

 前日練習では、左ハムストリングの張りを訴えているFW原口元気(ヘルタ)がこの日も別メニュー調整になった。日本サッカー協会は「病院に行って検査もしたが、(筋肉の内部で)出血もしていない。チームから離脱することはない」と説明したが、ニュージーランド戦では起用されないことが確定的だ。

 それに加え、ハリル監督は「選手たちの疲労も見なければいけない。来週の金曜日に試合がある選手もいる。そうした要素を考えながら、バランス良くチームを作りたい」と明言。ブンデスリーガでは、FW浅野拓磨が所属するシュツットガルトとFW大迫勇也が所属するケルンが13日の金曜日に直接対決。そうした意味では、この両者はニュージーランド戦での起用が濃厚と言えそうだ。

 また、海外でプレーする選手たちは移動の負担もあるため、ニュージーランド戦に長い時間の出場機会を与える可能性も高い。また、来週末のリーグ戦の後、18日にAFCチャンピオンズリーグの上海上港戦を控える浦和レッズ所属のDF槙野智章とDF遠藤航も、試合日程を考慮される可能性があると言えそうだ。

「一貫性を持って選手を選びたい」

 いずれにせよ、ハリル監督は「この2試合のスタメンは同じものにはならない。もちろん、私もいい加減なことはできない。一貫性を持って選手を選びたい。6人の交代枠があるので、2試合ともその権利は使いたい。ただ、何分間プレーするかにかかわらず、それぞれの選手には最大限の力を出してもらいたいし、チャンスを生かしてもらいたい。彼ら以外にもチャンスを待っている選手はいる」と、与えられたプレータイムの中で全力のアピールをすることを求めている。

 また、ハリル監督は「私の頭の中には3つほどのチームの形があるが、もしかしたらこの2試合で試すかもしれない」とも話した。ハーフタイムを挟んだ前半と後半、あるいは試合中にシステム変更も行いながらテストする可能性を示唆。選手によっては、二つ以上のポジションで起用できるかどうかを試す場とされる可能性もある。

 その上でハリル監督は、直近のゲームであるワールドカップ・アジア最終予選の最終節サウジアラビア戦で0-1と敗れたことも念頭に置き、勝利を最優先にするスタンスがブレていないことも話した。

「我々もこの2試合を通じて戦わなければいけない。前回、サウジアラビアに負けている。ここで連勝したいと考えている。そして、しっかりと自信をつけて、11月に向けてまた準備をしたい。現在、世界のトップ2とも言えるチームと来月は対戦することになるからだ」

 11月には欧州遠征を行い、現地でブラジル代表、ベルギー代表と対戦する。その機会に向けて、チームが自信を持って臨める内容と結果を出すこと。それを選手起用のテストの場としながらも、この2試合で実現していくことを宣言した。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images