<かつての中国では、男性が年上の女性と結ばれれば社会的に敗者とみなされたというが......>

中国の伝統的な結婚観は急激に変化してきているようだ。男性は働いて女性は家庭を守るという古い考え方は、経済成長と人口変動に対応できていない。男女の経済力が均衡するにつれ、家庭での役割にも平等さが求められている。

時代が変わったいま、中国でこれまで敬遠されてきた、女性が年上のカップルの結婚が認められつつある。香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストが伝えた。

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結婚したい人とできない

中国南部広州に住んでいたジュ―・シウユン(当時25歳)は、年齢差のために愛する男性との結婚を両親に反対された。

1985年当時の世論では、年下の男性パートナー、いわゆる「若いつばめ」との結婚は冷ややかな目で見られた。ジュ―は「男性が年上の女性と結ばれれば、社会的には敗者とされた」と振り返る。「夫は妻よりも良い教育を受け、すべてにおいて勝っている」ことが当たり前とされていたという。

自分の家族が冷やかしの対象になることを恐れたジュ―は、この恋人との別れを選んだ。「2000年代になってもこうした考えは強く残っていた」とジュ―は語る。

年上女性と結婚する男性は4割に

中国の結婚観の変化は緩やかなものの、確実に進んでいる。広州日報が報じた中国社会科学院の行った調査の結果がその変化を裏付けている。

調査によると、1990年代に結婚したカップルうち男性が年下だったのはわずか13%だったが、2010年代には40%以上に達した。

中国社会科学院は、女性の教育と就職の機会が増えるにつれジェンダーによる不平等を批判する世論が高まったことで、数世紀の間「夫が妻より年上でなければならない」とされていた考え方も衰退したと分析している。

ジュ―の娘のヤン・シウェイはこの変化を実証している。上海でPRマネージャーとして働く31歳のヤンは、4つ年下の男性と結婚した。

ヤンは「私の親世代だと、成功している年上の男性は最高の結婚相手とされました」と言うが、「夫は妻を支配することに慣れていたけど、私の世代はそうじゃない」と言う。愛はお金、教育、年齢と関係のない「分かち合いの精神と平等な関係」だと考えている。

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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部