世界最高のプレイヤー、メッシ photo/Getty Images

写真拡大

彼を休ませた途端、チームは“勝利の保証”を手放すことになるかもしれない。スペインのバルセロナで一切の休息を与えられないリオネル・メッシの現状を現地紙が案じている。

リーガ・エスパニョーラ7試合出場で11ゴールを挙げ、全コンペティションでは早くも計15得点を奪取しているメッシ。戦友ネイマールの退団や、獲得したばかりのウスマン・デンベレが早期離脱を強いられたことで、残されたこの怪物FWのエンジンはいつになく全開モードだ。もちろん彼に蓄積された疲弊をどのタイミングで解消するかは、毎年のようにバルセロナが抱える課題ではあるものの、今季はとりわけ大きな問題と化している。

スペイン紙『MARCA』は「メッシに休みナシ」と題し、2017-18シーズンの同選手が「11試合で990分間プレイしている」と指摘。一切の休息が与えられないフル出場のメッシについて「彼のデビュー以降、公式戦の開幕11試合(スーペルコパを含む)をフルでプレイしたのは初めてのこと」と驚愕のデータを紹介している。

だが、一方ではこの問題を解決することの難しさも綴っている。

「メッシをベンチに置くという決断は決して簡単なものではない。なぜならそのような措置に対する彼の反応は予測不可能だからだ。多くの場合、彼はベンチへ送られると暗い表情となり、翌日には指揮官への不満を溜め込む。また現実問題としても、ネイマールなき今、メッシはチームで最も試合を決められる選手である。今の彼が背負う役割はかつてない程に重要なものとなっているのが現状だ」

ライバルのレアル・マドリードが昨季、巧みなローテーションシステムを敢行し、エースのクリスティアーノ・ロナウドにすら休息を与えることで最後には大団円を迎えることができた。もちろんこの体制を構築するには多くの駒が必要となるが、選手層という面で現在のバルセロナはそれほど充実しているとは言えない状況下にある。果たしてエルネスト・バルベルデ新監督はこの苦境をいかにして乗り越えるのだろうか。彼らの奮闘に期待したい。